効率的な人の動かし方        ~2人のリーダー~

 農業からは学ぶことがたくさんある。一人ではすることができない果樹は2種類のリーダーについて教えてくれた。

 2種類のリーダーとは、リーダーになるべくしてなる「カリスマ的リーダー」と必要に応じてリーダーにな”れ”る「役職的リーダー」のことだ。

 分かりやすく「学校」と「会社」に分けて説明する。

・カリスマ的リーダー

   「学校」クラスの中心的人物   「会社」仕事のセンスのある人

・役職的リーダー

   「学校」クラス委員、委員長   「会社」係長、部長、社長

 果樹栽培の作業だけではなく、人の動かし方は仕事の効率を大きく左右させる。従業員の満足度も例外ではない。

 今回は想像しやすいように「もしも自分が高校の文化祭の委員長を任せられた時」で、考えてほしい。この場合、リーダーである委員長は「役職的リーダー」だ。

 文化祭の成功のために、委員長であるあなたはまず何をするだろうか?

 ほとんどの委員長は、文化祭のテーマや出し物を決めるために「計画・準備」の委員会(会議)開くだろう。任せられた役職の仕事をこなすにはそれが一番いい。それでもいい。

 だが。だ。形式が決められ、準備された文化祭はビミョーだろう。ただの作業だ。きちっとやるのは委員長のあなたの負担も多い。

 起承転結の転に入る。の文化祭を成功させる上で最も大切なことは何か?

 正解は生徒全員のモチベーションだ。

 いい文化祭にしたいなら生徒全員のモチベをガンガン上げなくてはならない。委員長であるあなたはこの問題をどう解決するのか。

 ここでも正解を言ってしまうが、もっとも重要なポイントなのでよく聞いてほしい。

 クラスの中心人物に「おまえがやる気を見せればみんなのモチベは上がるし、おまえがやる気を見せなければみんなのモチベは上がらない。」とこっそり伝えるのだ。自分のやる気が周りの人間に大きな影響を与えることを知ればその人が勝手に文化祭を成功させてくれる。

まとめに入る。文化祭の例が分かりにくかった人のためにまとめる。

 人を動かす「役職的リーダー」になったら「カリスマ的リーダー」を見つけ出し、自分が周りにもたらす影響をこっそり伝えるだけでいい。

 あと、リーダーはあまり準備の作業に参加しないほうがいい。

 理由は次の記事で説明したいと思う。

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