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ストーリー性のある手土産を求めて

秘書として、手土産を選ぶのは大切な仕事のひとつだと思っています。

上司が手土産をお渡しするときに、どんな話をしながら先方様にお世話になっている感謝をお伝えするか。贈る方への心づかいが伝わるものでありたいです。

きょうは、本郷三丁目近辺にあるお菓子屋さんを何件か訪問し、お話を聞いてきました。

1件目:喜久月 さま http://home.s07.itscom.net/kikuduki/

戦後まもなくから出している老舗の和菓子店で、今はご夫妻(年配の方々)で経営されている。ガラスケースの2段目にあるものは、季節ごとに代わる和菓子の数々。値段もお手軽で、今の季節(秋)の、「雁」というオレンジ色の和菓子をひとつ購入させていただきました。森鴎外の代表作「雁」の世界を表現しているそうです。とても優しく丁寧に作られている安心の味。

2件目:扇屋 さま https://www.oogiya.co.jp/

最中、どら焼き、わらび餅、おせんべいなどの種類も豊富で、本郷の東大赤門前に位置する和菓子店。「赤門もち」が名物。ほかにも、本のようなパッケージになっている数種類の和菓子の詰め合わせ「文学散策」もある。加賀藩にちなんだ黒ゴマの和菓子も。ゆずまんじゅうをひとつ購入させていただきました。ゆずの爽やかな香りが広がります。

3件目:三原堂 さま http://www.hongo-miharado.co.jp/

大きな交差点に構える安定の和菓子店。お客様がひっきりなしにおられたため、ほとんどお話も聞けず。最中が有名だそうで、80年変わらない「大学最中」が名物。おせんべいや羊羹、かわいいパッケージの焼き菓子など、種類が豊富で目を引く。和菓子だけではなく、洋菓子も各種あり、みているだけでも楽しい。老舗だが新しいものをどんどん取り入れているようです。

4件目:TOKYO RUSK さま https://www.tokyorusk.co.jp/user_data/hongou.php

めずらしい、ラスクだけを扱う専門店。カラフルでとにかく種類の多さにびっくり。店員さんも明るく気さくで楽しいお店。東京土産としてさまざまな百貨店などにも出店されているようだが、ここが『本店』。値段もお手軽で、パッケージが大きめになるが、軽い食感でサクサク食べられる甘さ控えめのおしゃれなラスクは、きっと喜ぶ人が多いはず。

5件目:オザワ洋菓子店 さま https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131004/13055194/

創業から55年。30年ぐらいで今の場所に移ってこられた。ご夫妻でやっておられる小さめの洋菓子店。20種類ぐらいのケーキ等が並ぶ。「イチゴシャンデ」という、イチゴ・クッキー・ホイップクリーム・チョコレートでできたお菓子が大人気だそうで、でも保冷剤をつけても2時間、手土産には残念ながら難しいかも。抹茶のパウンドケーキを購入。しっとりしてて美味。

6件目:壺屋總本店 さまhttps://www.wagashi.or.jp/tokyo_link/shop/1103.htm

なんと三百九十年も前からあるという和菓子店。江戸(東京)の町民に出した最古の菓子店だそうです。勝海舟さんからも愛され、今も厳選された材料のみを使用し、保存料は一切使わないというこだわり。まさに、伝統の味。名物の最中は4日(夏は3日)しかもたない。ご夫妻と息子さんの3人で経営されていて、息子さんが和菓子を作っているとのこと。お店の中は写真撮影禁止でした。歴史を感じさせる店内でした。

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上が、今日撮った写真です。お話を聞かせていただいたお店の方々に感謝しています!^^ こうやって情報をいろいろと少しずつ集めて、手土産をお渡しする相手の方の喜ばれそうなものを、上手にピックアップしていけるようになりたいと思っています。

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