「余命10年」感想的な

最初は井口さんが出演すると知り速攻で原作読んだな。そしてどの役に…?と思う程壮絶な作品で。読んでいて苦しくて色んな事がシンクロして涙が止まらなかった。映画が始まる前に読み直して公開初日の朝一に映画を見に行った。

映画は表現は少し柔らかくでも頭の中の想像をリアルにしてくれて。原作も映画も号泣した。

そして今回アマプラに入り直したから観る機会ができた。映画では泣き過ぎて一杯一杯だったシーンも細い描写を観れてより心に刺さりやはり泣きじゃくる。ただ可哀想だけじゃないんだよ。苦しさも楽しさも喜びもある。

要所要所に桜。儚くてでも心に焼き付けられる。これも切なさが増した。
私が大好きな桜のタイプなせいもある。

主人公が最期をむかえる直前にビデオカメラの画像を消してゆく。偶然なのか本能なのか…。書籍出版したけど、これは大切な大切な物だからこそ残して逝きたくなかったのか。でもどうしても最後のひとつだけは消せなくて…迷いと同時に力尽きた…のか…。


(余談ですが)井口さんの役は良い人?で悪気は無いのかな。でもだからこそ主人公を傷つける。作品読んでるだろうし演じるの大変だったかもな…(勝手な個人的感想)。

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