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本日の一曲 vol.394 ローリング・ストーンズ メモリー・モーテル (The Rolling Stones: Memory Motel, 1976)

本日ご紹介する「メモリー・モーテル」は、ローリング・ストーンズが1976年にリリースした14枚目のアルバム「ブラック・アンド・ブルー(Black And Blue)」に収録された1曲です。

このアルバムは、1974年12月にギターのミック・テイラー(Mick Taylor)さんが脱退して、ロン・ウッド(Ron Wood)さんが加入した最初のアルバムになります。

ミック・テイラーさんは、アルバム「スティッキー・フィンガーズ(Sticky Fingers, 1971)」、「メイン・ストリートのならず者(Exile On Main St., 1972)」、「山羊の頭のスープ(Goats Head Soup, 1973)」、「イッツ・オンリー・ロックン・ロール(It's  Only Rock 'n' Roll, 1974)」などローリング・ストーンズの黄金時代と言われる時期を支えたギタリストでしたが、やはりローリング・ストーンズの主役はミック・ジャガー(Mick Jagger)さんとキース・リチャーズ(Keith Richards)さんであり、脇役に徹しきれなかったのでしょう、そんなことから脱退してしまいました。

さて、ローリング・ストーンズの次のギタリストですが、さまざまな話がありました。このときの話を「グレート・ギタリスト・ハント」というそうす。

一応、セッションまではやったようですが、ジェフ・ベック(Jeff Beck)さん、ロリー・ギャラガー(Rory Gallagher)さん、ハンブル・パイ(Humble Pie)のスティーヴ・マリオット(Steve Marriott)さん、ピーター・フランプトン(Peter Frampton)さんなどの名前があがり、また、この「ブラック・アンド・ブルー」では、キャンド・ヒート(Canned Heat)のハーヴェイ・マンデル(Harvey Mandel)さん、セッション・ギタリストのウェイン・パーキンス(Wayne Perkins)さん、そしてフェイセズ(Faces)のロン・ウッドさんの3人が参加していました。ウェイン・パーキンスさんは、ボブ・マーリー(Bob Marley)さんのウェイラーズ(The Weilers)、ジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell)さん、レオン・ラッセル(Leon Russell)さんなどのギタリストでした。

アルバム「ブラック・アンド・ブルー」では、ハーヴェイ・マンデルさんは、「ホット・スタッフ」と本日ご紹介する「メモリー・モーテル」でエレキ・ギターを弾いており、ウェイン・パーキンスさんは、「ハンド・オブ・フェイト」と「愚か者の涙」でエレキ・ギターを、「メモリー・モーテル」ではアコースティック・ギターを弾いています。ロン・ウッドさんは、「チェリー・オー・ベイビー」、「ヘイ・ネグリータ」、「クレイジー・ママ」の3曲でエレキギターを弾き、「ホット・スタッフ」、「ハンド・オブ・フェイト」、「メモリー・モーテル」、「ヘイ・ネグリータ」、「クレイジー・ママ」の5曲ではバック・ボーカルをとっています。

「メモリー・モーテル」では、ミック・ジャガーさんとキース・リチャーズさんのふたりがボーカルをとっており、ハーヴェイ・マンデルさんとウェイン・パーキンスさんがギターを弾き、ロン・ウッドさんがバックでボーカルをとるという豪華な布陣となっています。歌詞の大意は、彼女との旅の追憶です。

アルバムのプレイリストです。

  1. ホット・スタッフ(Hot Stuff)

  2. ハンド・オブ・フェイト(Hand Of Fate)

  3. チェリー・オー・ベイビー(Cherry Oh Baby)

  4. メモリー・モーテル(Memory Motel)

  5. ヘイ・ネグリータ(Hey Negrita)

  6. メロディー(Melody)

  7. 愚か者の涙(Fool To Cry)

  8. クレイジー・ママ(Crazy Mama)

(by R)

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