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本日の一曲 vol.350 ゆらゆら帝国 な・ま・し・び・れ・な・ま・め・ま・い (2003)

ゆらゆら帝国は、2003年2月に突然「ゆらゆら帝国のしびれ」と「ゆらゆら帝国のめまい」の2枚のアルバムをリリースしました。その年の11月、これら「しびれ」と「めまい」の中の曲をセットリストにしたライヴ・アルバム「な・ま・し・び・れ・な・ま・め・ま・い 」をリリースしました。

このライブアルバムの音がまた強烈で、大音量の中でラジカセを使って録音したような音だったのです。マイクの入力レベルを振り切ったような、とてもクリアとは言えない歪んだ音で録音されていました(ただ、よく聞いてみると、ボーカル、ギター、ベース、ドラムはどれも歪んではいますが、意外とクリアに聞こえます)。

サンプルとして、「誰だっけ?」です。

アルバム全体です。

ゆらゆら帝国は、スリーピースのバンドですから、楽器の数も少ないのですが、このような音質にすることによって、迫力やライブの臨場感を出すことを意図したのだろうと思います。

このアルバムから約30年ほど遡ると、同じようなコンセプトのライブ・アルバムがキング・クリムゾン(King Crimson)にありました。1972年にリリースされた「アースバウンド(Earthbound)」です。このアルバムは、長い間日本では発売されず、幻のレコードだったのですが、近年では手軽に聴けるようになりました。

サンプルとして、「船乗りの話(Sailor's Tale)」です。

アルバム全体です。

(by R)

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