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本日の一曲 vol.28 クレンペラー モーツァルトの交響曲 (Otto Klemperer: Mozart Symphonies, 1773-1788)

クラシックの有名曲は、たくさんの人々が演奏、録音していて、どれを聴いてよいのか分からない、ということがよくあるかと思います。いろいろ聴いてみた後の結論としては、確かに、いわゆる「刷り込み」として初めて聴いたものが基準になるということはあるかもしれません。

しかし、レコードやCDを購入して音楽を聴いていた昔の環境から、現在のサブスクの環境に変わってしまい、どれでも聴いてみることができるという環境になりましたので、結局、どれから聴いてもあまり変わらない、ということになったと思います。

モーツァルトの交響曲は、ベートーヴェン以降の交響曲とは少し色合いが違っていて、軽い感じがしますが、ベートーヴェン以降を聴いてしまうと、やはり、どっしりガツン、と演奏してもらいたいものです。というわけで、特にクレンペラーさん指揮フィルハーモニア管弦楽団の演奏を好んでおります。ひとことで申し上げると、とても立派な演奏だと思います。

この動画には、以下の交響曲が収められています。
第25番 ト短調「小ト短調」K.183 (173dB), 1773
第29番 イ長調 K.201 (186a), 1774
第31番 ニ長調「パリ」 K.297 (300a), 1778
第33番 変ロ長調 K.319, 1779
第34番 ハ長調 K.338, 1780
第36番 ハ長調「リンツ」K.425, 1783
第35番 ニ長調「ハフナー」K.385, 1783
第38番 ニ長調「プラハ」K.504, 1787
第39番 変ホ長調 K.543, 1788
第40番 ト短調 K.550, 1788
第41番 ハ長調「ジュピター」K.551, 1788

フィルハーモニア管弦楽団(Philharmonia Orchestra)というオーケストラは、EMIのプロデューサー、ウォルター‧レッグ(Walter Legge)さんが創設したイギリスのオーケストラで、当初、カラヤン(Herbert von Karajan)さんにまかせる予定だったところ、カラヤンさんがベルリンに⾏ってしまったので、ひまそうだったクランペラーさんにまかせたということだったらしいです。

ところが、モーツァルトに限らず、とても立派な演奏をたくさん残してくれました。先日ご紹介したメンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」のクレンペラー盤は名盤だとされています。

また、ベートヴェン作曲「荘厳ミサ曲(Missa Solemnis Op.123, 1823)」も名盤とされています。

ブラームス作曲「ドイツ・レクイエム(Ein deutsches Reqiem, Op.45, 1868)」です。

マーラー作曲交響曲第9番(Symphony No.9, 1910)です。

(by R)

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