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本日の一曲 ハイドン・シリーズ 交響曲第37番 隠れた1番候補 (Sinfonia No.37, 1757)

交響曲第37番は、筆写譜に1758年と書かれているため、1757年ころの作品、すなわち交響曲第1番と同時期、あるいは、第1番より前の本当の第1番の候補だとされています。したがって、モルツィン家時代の作曲とされています。

ティンパニとトランペットが目立って演奏されていますが、初期の楽譜にはティンパニとトランペットのパートはなかったそうです。ティンパニとトランペットが演奏されているのは、32番と33番がありました。

交響曲第37番ハ長調(Sinfonia No.37 C Dur, Hob.I:37)
第1楽章 Presto 第1番と同じくオペラの序曲のような楽章です。
第2楽章 Menuet & Trio 第2楽章にメヌエットが来ているのは珍しい構成です。32番も2楽章がメヌエットでした。
第3楽章 Andante 短調の楽章です。弦楽合奏による演奏です。
第4楽章 Presto 3拍子の舞曲です。

デレク・ソロモンズ(Derek Solomons)さん指揮レストロ・アルモニコの演奏です。この演奏にはティンパニとトランペットは入っていません。こちらの録音は、モルツィン家時代の交響曲は1枚のCDにまとめられています。

演奏者については、こちらをご覧ください。

(by R)


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