本日の一曲 ハイドン・シリーズ 交響曲第71番 軽快 (Sinfonia No.71, 1780)
交響曲第71番は、1781年にフンメル社から、交響曲第62番、63番、70番、74番、75番とともに、「作品18」として出版されました。マーケティングの戦略として、受けを狙って作曲したのではないかとも推測されています。
交響曲第71番変ロ長調(Sinfonia No.71 B Dur, Hob.I:71)
第1楽章 Adagio - Allegro con brio いったい何事が始まったのかと思うような、低音の弦楽合奏から始まりますが、ハイドンさんらしい「軽快優美」な音楽になります。
第2楽章 Adagio 時たま強めのアクセントが入りますが、全体的に穏やかなアダージョです。
第3楽章 Menuetto & Trio 折り目正しいメヌエットとピチカートベースにヴァイオリンが乗ったトリオです。
第4楽章 Finale. Vivace この楽章もハイドンさんらしい「軽快」な楽章ですが、変ロ長調だったところに展開部は変ニ長調に転調し、さらに短調に転調します。
田中元樹さん指揮チェンバーオーケストラNEOの演奏です。
上記演奏会のプログラムノートです。
デニス・ラッセル・デイヴィス(Dennis Russell Davies)さん指揮シュトゥットガルト室内管弦楽団(Stuttgarter Kammerorchester)の演奏です。
(by R)
読んでくださってありがとうございます!サポートしていただけるととても嬉しいです!