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本日の一曲 ハイドン・シリーズ 交響曲第102番 本当の奇蹟 (Sinfonia No.102, 1794)

交響曲第102番につきましては、以前ご紹介した交響曲第96番の「奇蹟」は、本当はこちらの第102番の演奏会のときに起きた出来事であるというのが最近の定説になっているようです。

第2楽章では、同時期に作曲されたピアノ三重奏曲第40番嬰ヘ短調の第2楽章と調性違いのものが使用されています。このピアノ三重奏曲については、別に記事を作成しましたので、ご覧ください。

交響曲第102番変ロ長調(Sinfonia No.102 B Dur, Hob.I:102)
第1楽章 Largo — Vivace (0:37) ラルゴの序奏も本体の方のヴィヴァーチェも立派な造りになっています。
第2楽章 Adagio (F Dur, 9:35) ピアノ・トリオの方は嬰ヘ長調(Fis Dur)です。
第3楽章 Menuetto. Allegro (15:50) 立派なメヌエットになっています。トリオはオーボエとファゴットです。
第4楽章 Finale. Presto (21:13) ルーツはクロアチアの結婚行進曲だそうです。

イアン・シュー(Yi An Xu)さん指揮ヤング・イスラエルフィルハーモニー管弦楽団(Young Israel Philharmonic)の演奏です。楽章が終わるごとに拍手が起こっていますが、若い団員のご家族やお知り合いのものだと思われますので、ご愛嬌ということで。

以下、プレイリストです。

トーマス・フェイ(Thomas Fey)さん指揮ハイデルベルク交響楽団(Heidelberger Sinfoniker)の演奏
マルク・ミンコフスキ(Marc Minkowski)さん指揮ルーヴル宮音楽隊(Les Musiciens du Louvre)の演奏
アンドレ・プレヴィン(André Previn)さん指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(Wiener Philharmoniker)の演奏
オルフェウス室内管弦楽団(Orpheus Chamber Orchestra)の演奏
井上道義さん指揮オーケストラ・アンサンブル金沢の演奏です。

(by R)

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