マガジンのカバー画像

本日の一曲 20世紀第4四半期の音楽

112
連載「本日の一曲」のうち、1976年~2000年の音楽をまとめました。
運営しているクリエイター

#洋楽

本日の一曲 vol.341 ボストン ドント・ルック・バック (Boston: Don't Look Back, 1978)

かつて、ヤードバーズ(Yardbirds)出身の3人のギタリスト、エリック・クラプトン(Eric Clapton)さん、ジェフ・ベック(Jeff Beck)さん、ジミー・ペイジ(Jimmy Page)さんが「ギタリスト三羽烏(さんばがらす)」などと呼ばれ、ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)さんやディープ・パープル(Deep Purple)のリッチー・ブラックモア(Ritchie Blackmore)さんなどとともにギタリストがもてはやされた時代が1960年代末か

本日の一曲 vol.333 キース・エマーソン ピアノ協奏曲第1番 (Keith Emerson: Piano Concerto No.1, 1977)

キース・エマーソンさんは、1944年11月2日生まれのキーボード奏者で、1960年代後半に「ザ・ナイス(The Nice)」、1970年代には「エマーソン・レイク・アンド・パーマー(Emerson, Lake & Palmer、以下「ELP」)で活躍しました。 そのころのキース・エマーソンさんのステージ・パフォーマンスはクレイジーなもので、演奏しているハモンド・オルガンに飛び乗る、逆さまから弾く、ナイフを突き刺す、挙句の果てには破壊したりしていました。 有名なのは、宙を回

本日の一曲 vol.327 スーパートランプ ロジカル・ソング (Supertramp: The Logical Song, 1979)

スーパートランプは、ボーカルのリック・デイヴィス(Rick Davies)さんとロジャー・ホジソン(Roger Hodgson)さんが中心となってスタートしたイングランドのバンドで、1970年にファーストアルバムをリリースしました。本日ご紹介するのは、彼らが1979年にリリースした大ヒットアルバム「ブレックファスト・イン・アメリカ(Breakfast In America)」に収録された1曲「ロジカル・ソング」です。 このアルバムは大変によく売れ、タイトル曲は当時日本でもC

本日の一曲 vol.292 ニック・ロウ ガラスよ割れちまえ (Nick Lowe: I Love The Sound Of Breaking Glass, 1978)

ニック・ロウさんは、1949年3月24日生まれのイギリスのミュージシャンで、「パブ・ロック(Pub Rock)」の出身者です。本日は、ニック・ロウさんのアルバム・ディスコグラフィーを紹介します。各アルバムからのシングル曲とアルバムのプレイリストを貼っていきます。最後に、ニック・ロウさんの記事の紹介があります。 ジーザス・オブ・クール(Jesus Of Cool, 1978)ガラスよ割れちまえ(I Love The Sound Of Breakin Glass) いかした愛

本日の一曲 vol.106 ジェフ・ベック スリング・ショット (Jeff Beck: Sling Shot, 1989)

はじめに本日ご紹介する「スリング・ショット」は、ジェフ・ベックさんの1989年リリースのアルバム「ギター・ショップ(Jeff Beck's Guitar Shop)」の中のラストを飾る曲です。 ジェフさんは、1944年6月24日に生まれ、今年の1月10日に78歳で突然亡くなってしまいました。ローリング・ストーン誌の「史上最も偉大な250人のギタリスト(The 250 Greatest Guitarists of All Time)」でも5位のギタリストです。ちなみに4位は