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本日の一曲 20世紀第3四半期の音楽

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連載「本日の一曲」のうち、1951年~1975年の音楽をまとめました。
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2024年6月の記事一覧

本日の一曲 vol.319 ルー・リード 子供たち (Lou Reed: The Kids, 1973)

1970年8月、ルー・リードさんは、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド(The Velvet Underground)を脱退し、1971年にRCAレコードとレコーディング契約を締結し、1972年5月にソロのファーストアルバム「ロックの幻想(Lou Reed)」をリリースしました。 その後、11月に名曲「ワイルド・サイドを歩け(Walk On The Wild Side)」が収録されたセカンドアルバム「トランスフォーマー(Transformer)」がリリースされました。 フ

本日の一曲 vol.318 マイク・オールドフィールド チューブラー・ベルズ (Mike Oldfield: Tubular Bells, 1973)

マイク・オールドフィールドさんは、1953年5月15日生まれのイギリスのミュージシャンです。弱冠20歳のとき、1973年5月25日ににファースト・アルバム「チューブラー・ベルズ(Tubular Bells)」をリリースし、これが大ヒットしました。しかも、同年12月26日に公開された映画史に残るオカルト映画「エクソシスト(Exorcist)」のテーマ曲にも使われたことから、誰もが知る曲となりました。 ただし、日本で発売されていたシングル盤「『エクソシスト』のテーマ チューブラ

本日の一曲 vol.313 ミック・ロンソン ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート (Mick Ronson: White Light / White Heat, 1975)

ミック・ロンソンさんは、デヴィッド・ボウイ(David Bowie)さんの盟友であり、ジギー・スターダスト(Ziggy Stardust)のザ・スパイダーズ・フロム・マーズ(The Spiders Ftom Mars)のギタリストでした。 デヴィッド・ボウイさんの映画にもなった「ジギー・スターダスト」のライブから、「フリークラウドから来たワイルドな瞳の少年/すべての若き野郎ども/ユー・プリティ・シングス~8行詩(The Wild Eyed Boy From Freeclou

本日の一曲 vol.312 ミニー・リパートン ラヴィング・ユー (Minnie Riperton: Lovin' You, 1974)

ミニー・リパートンさんは、1947年11月8日にシカゴの音楽一家の末っ子として生まれ、幼少の頃から音楽のトレーニングを受け、ティーンエイジャーになると地元のシカゴのボーカル・グループ、ザ・ジェムズ(The Jems)や、サイケデリック・ソウルバンドのロータリー・コネクション(Rotary Connection)で歌っていました。22歳の1970年にソロ・ファーストアルバム「カム・トゥ・マイ・ガーデン」をリリースしましたが、商業的には成功しませんでした。しかし、プライベートの方

本日の一曲 vol.310 キング・クリムゾン 平和/テーマ (King Crimson: Peace - A Theme, 1970)

キング・クリムゾンの「平和/テーマ」は、1970年にリリースされたセカンド・アルバム「ポセイドンのめざめ(In The Wake Of Poseidon)」のB面1曲目に収録されていた曲でした。ロバート・フリップ(Robert Fripp)さんがアコースティック・ギターを弾いている短い曲です。心が休まるような本当にいい曲です。 キング・クリムゾンは、2021年11月に来日し、11月から12月にかけて日本を周り、来日公演をしましたが、最後の来日公演であると言われています。ファ

本日の一曲 vol.302 ビートルズ ユー・ノー・マイ・ネーム (The Beatles: You Know My Name (Look Up The Number), 1970)

ビートルズを聴き始めたころ、ビートルズの「いい曲」ベスト3は、「イエスタデイ(Yesterday)」、「ヘイ・ジュード(Hey Jude)」、「レット・イット・ビー(Let It Be)」でした。いずれの曲も最初はシングル盤で集めました。集めた順番もその順番でした。 4人の若い頃のかしこまった写真がジャケットだった「イエスタデイ」のB面は、「恋する二人(I Should Have Known Better)」(1976年の再発盤)で、ハーモニカが入った曲で気に入りました。