分断のない保育をめざして

初めてnoteに投稿します。

最初ですが、ずっと思ってきたことを、文章にしようと決意しました。

私は祖母が42年前に創設した個人立の幼稚園を8年前に引き継ぎました。

祖母は、0・1・2歳の教育の大切さを感じていましたので、1歳半までは親子のクラス、1歳半からは少しずつ集団での社会生活を通して様々なことを学ぶことのできる教育施設を作りました。

私が引き継いだ時には、次の3つの種類の保育が誕生していました。長期休みがあり14:30までの保育時間の幼児部・長期休み中も毎日18:00までお預かりする保育部・長期休み中も毎日14:30までお預かりする準保育部というものを作り、14:30までは全ての子どもたちは同じ活動をします。その後は、延長保育のような形です。市からは認可外保育施設として登録され、今に至ります。

はじめ、こども園のような形に似ているので、こども園にすれば良いと思いました。しかし、その時は市は待機児童解消のために、こども園は作らず、保育園を作るとの回答をいただきました。

保育園は、「就労のため、家庭で保育のできない保護者に代わって保育をする施設」という定義の「就労のため」と「保護者に代わって」という部分に共感できませんでした。認定こども園でも、1号・2号・3号がありますが、就労している、していないで分けられる形に違和感を感じました。

幼児教育・保育の無償化が始まりましたが、現在、認可外保育施設は、保育の必要性の認定を受けた人でないと月々37,000円の還付金がありません。ここでも、就労している、していないで分けられます。

私は、働いている、働いていない関係なく、全ての保護者とともに、子どもたちをよりよく育てるという前提で保育をしたいと強く思っています。そのために一番いい形を模索しながら、この園を続けていきたいと思います。


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