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フィリピン人富豪達との出会い

この記事ではフィリピン駐在時に出会った富豪達との出会い、またそこから受けた影響について書いていきます。

・フィリピンへの海外駐在
私は、27-29歳の三年間フィリピンのマニラに駐在をしていました。そこで出会ったフィリピン人達の富豪達が私の人生の目標を変えました。

中学生の頃からテニスをしており、テニスが大好きで社会人になってからも会社の実業団でテニスを続けていました。フィリピン駐在時の悩みのタネの一つが「日本と同じようにテニスができる環境があるのか」という点でした。赴任した当初はなかなか場所が見つからず困っていたのですが、ついにテニスができる環境を見つけて、それが人生を変えるような出会いに発展しました。

・フィリピン人富豪との出会い
色々と調べたところ、各国の首都には日本人会なるものがあり、そこで様々な部活動・サークルのような活動がされているとのことでした。早速、生活のセットアップが落ち着いてから、日本人会のテニス活動に参加させてもらったのですが、年齢層が高く、人数も多いため、思うように練習ができず、日に日に「もう少しレベルの高い環境でプレーしたいなあ・・」という気持ちが強くなっていました。

とはいえ、なかなかそれ以上の広がりを見つけることができずに半年くらいが経過した時に「日本人 VS フィリピン人」の交流試合があり出場させてもらえることになりました。

相手のフィリピンチームはトップジュニアの子達や元フィリピン国代表選手と早々たるメンツで日本人チームは手も足も出ない訳ですが、無謀にも私は「どうしてもこの環境でテニスがしたい!」と思い、このチャンスを逃すまいと、試合が終わった後にフィリピンチームのまとめ役の方(元デビスカップ選手)に「土日にテニスの練習をしてもらえませんか?」とお願いしたところ、なんと快諾してくれてその場で電話番号を交換してくれました。

その後、早速その方からお誘いを頂けてマニラポロクラブというスポーツ施設に招待してもらうことになったのですが、その出会いが今までの世の中の見方を一変させました。

・富裕層の社交クラブ
富裕層の社交クラブであるマニラポロクラブの会員権は、3,000万円以上必要、かつ社会的な地位がある人でないと取得できない超高級クラブで、フィリピンの富豪達の社交の場でした(なんとあの有名なボクシング選手のパッキャオも会員権を取得できなかったとか)。そんなところに日本人の若者を招待してくれただけでも感謝なのですが、その時のテニスの調子が良く、レベル感がちょうど良かったのか「毎週木曜日に16:30からここでテニスしてるから良かったらこないか?」と声をかけてくれました。

遅れながらも、初めて参加させてもらった木曜日の練習で10人くらいの人達と出会いました。正直、赴任前はフィリピンと聞くと日本ではどちらかと貧しいようなイメージがあり、「3,000万円の会員権!?」という衝撃を受けたと同時に思ったことが「なぜこの人達は平日16:30からテニスができるんだろう」という疑問を抱きました。

ほとんどのメンバーが会員権を保有していたため(私はゲスト枠)、言うまでもなくお金をたくさん持っていることは分かるのですが、そこの人達は「時間」をたくさん持っていることに衝撃を受けました。(フィリピン人のお金持ち達は日本人の年収2,000万円のようなお金持ちとはレベルが違うお金持ちで、「ランボルギーニ7台持っています」みたいな人がたくさんいます。)

何度か参加させてもらっているうちにプライベートなことについても少しずつ教えてくれるようになり職業が分かるのですが、8割以上の人が「自営業の社長」でした。フィリピンで氷を飲食店に卸している会社の社長や元大統領の孫(弁護士)、不動産会社・ホテルを運営している社長などです。一部サラリーマンもいるにはいるのですが、ABS(日本でいうNHK)のCEOやマッキンゼー、アマゾンの役員といった超上流階級の方達ばかりでした。また、そうした方々は本当に人間が出来ていて(日本からきた素性の知らない20代の青年を仲間に入れてくれるだけでも)、立ち振る舞いが優雅で人に優しい人達でした。

日本のサラリーマン
一方で、プロフィールにも書いた通り、日本のサラリーマンは安定した給与所得を得ることはできますが、いくら稼げたとしても「時間」を持てることはありません。例えば、3ヶ月間どこかに旅行に行きたいと思っても会社を辞める以外の手段がありません。確かに安定してそれなりの衣食住の環境が与えられて過ごすことができるのですが、一回しかない人生なので、どうせなら「やり切った!」と思えるような人生にしたいと思いました。

・目指すべき目標
このフィリピンでの出会いをきっかけに目指すべきはサラリーマンではなく、この人達の世界だと確信します。ポロクラブメンバーのうちのひとりに「自分でやる仕事は大変だけど楽しいよ」と言われたことが印象的でした。

もちろん平坦な道のりではないと思いますが、あの人達に少しでも近付けるように日々精進したいと思います。

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