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サイパンNo.1の方向オンチガイドのはなし
月曜日から火曜日まで毎日更新『初心者ダイバーさんに捧げるマガジン』サイパン島からAKARIです。
次のダイビングに少しだけ楽しみのスパイスをテーマに書いております。
さて、不穏なタイトルですが…。
何を隠そうワタシはサイパンNo.1方向オンチガイドなんです。
数年前まではサイパンNo.3だったのですが、ワタシが方向オンチ先輩とお慕いしておりましたガイドさんが2人とも日本へ帰ってしまわれたので、ワタシが事実上繰り上げ1位に躍り出た感じです。
方向音痴だし、耳弱だし、時々海水・紫外線アレルギーで痒くなるし、ワタシ向いてないんじゃない?
あ、もちろんインストラクターなので、コンパスの使い方は理解してます。教えることもできます。水中でコンパスを使って行って帰って来られるし、四角形ナビゲーションも右回りも左回りもできる。
フィンキックだってワタシの1キックは3m進むことも知っているし。
しかしながら、嫌なんです。
要はメンタル。
PADIのマニュアルのナビゲーションの章にも、コンパスでナビゲーションを成功させる方法は?という問いの答えは
コンパスを信頼すること。
って書いてあるんだけど、ワタシの場合はコンパスを持っている自分が1番信用できない。
だから、多分ワタシはサイパンのガイドさんの誰よりも狭い範囲でダイビングをしている自信がある。(自信の持ちどころが歪んでる…)
昔、とっても海況が悪くサイパンなのに透明度2mくらいの沈没船・松安丸をガイドした時、その時はたまたま大型乗合ボートで、多分10チームぐらい一斉にダイビングして、ボートに帰って来られたのはなんとワタシのチームだけ。
その時ご一緒した他のガイドさんにすごいね!!と称賛されたんだけど、あれは全くの誤解で、ワタシは知ってる範囲しか動いてなかっただけなんです…。
だから、こういうの(体長1センチ)とかがほぼ必然的に目に入ってくるし、さらにゆっくり動いていると
こんなの(体長5ミリ以下)も目に入ってくる。
結果、50分潜ったって視界にボートが見えている場所で終わることもある。
サイパンの大人気ポイント、みんな大好きラウラウビーチだって1時間潜ったのにエントリー・エキジットロープからほぼ離れることなく終わるケースも少なくない。
今日は何にも『知ってお得になる情報』じゃないですね…。
でも、ダイビングって自分の力量の範囲内で、しかもかなり余裕を持った範囲内で遊ぶからこそ楽しめるというところは声高く訴えたい!(無理矢理)
少しでも不安のタネがあると水中ではあっという間に発芽して育っちゃうからね。
だから、特に初心者ダイバーさんにおかれましては、どんな小さな不安のタネも無理せずガイドさんに伝えると、霧が晴れたようなダイビングが楽しめると思います。
そして、ワタシと同属の方向オンチダイバーさんは、一緒に狭い範囲で遊びましょう。
ひどい結論ですみません!でも、下には下がいるもんだと気休めに使っていただけましたら幸いです。
ちなみに当店へ遊びに行こうかなと思っていただいたあなた!安心してください!うちにはナビゲーションが超得意な相方・Yumiko姐さんがいるので、広範囲ダイビングも、ご案内可能です♪
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