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【超簡単】ダイビングで完全な中性浮力をとるための小技・BCDジャケット編

水中でピタッと止まる憧れの中性浮力。

どうやったらアレができるようになるだろうと思っている方は少なくないと思いますが、答えは実はその人によって違うんです。

1つのテクニックだけでは成立しないのが中性浮力。中性浮力は水中でのバランス。呼吸法や姿勢という内的要因から流れや塩分濃度といった外的要因のバランス。

今日はちょうどその中間とも言える器材の要因について考えていきましょう。

ジャケット着こなしてる?

浮力調整装置・BCDジャケットは、いろいろなデザインがあって肩のところのストラップが外せるタイプ、肩のところにも空気が通るスタビタイプ、背中にしか空気袋のないカメラダイバーや韓国人ダイバーに人気のバックフロートタイプと大きく3種類に分類されます。

これは好みだからどれでも良いと思います。

ワタシは水面で仰向けバランスがとりやすいスタビタイプが好き。とにかく、万が一のときに水面で楽して浮いていたい。海では絶対に死にたくないんです。*決して、ストラップタイプやバックフロートタイプが危ないというわけではありませんよ!ワタシはいつも最悪の状況を考える性質なんです・・・。道ですれ違う人が、すれ違った瞬間振り返ってナイフで襲ってきた時の対処法とかいつもシミュレーションしている性質なんです。

本当に万が一を想定したら、ストラップタイプの方が他人が器材を外しやすいから手早く救助してもらえるという考え方もありますよ。ストラップタイプはレスキュー講習のときは事故者役の人にぜひ着てほしいBCDです。スタビタイプの人の救助トレーニングは、1.5倍の体力が必要なんです。

あ、また話がそれた。だから、文字数が多くなる。

さて、そのBCDジャケット、ちゃんと着こなしていますか?

自分の器材の方は、たぶんご自分にあったサイズのモノをお持ちかと思いますが、とくにレンタル器材を使われる方に伝えたい小技があります。

どんなタイプのBCDでもとにかく、お腹のベルトやマジックテープをしっかりと密着させて閉めてください。

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また、このBCDイラストを使う日が来るとは思わなかった・・・。

実は、水中に入ると水圧で自分の体も若干スリムになるので、本当はエントリー後に水中でもしっかり締め直してほしいんです。ワタシが初心者ダイバーさんとご一緒するときは、エントリー直後に無断で締めにかかります。

だって、BCDの中で身体が動いてしまうとかなりバランスとるのむずかしくなるんですよ!マジマジ。

ちなみに、ストラップタイプのBCDの人は肩のベルトも限界まで締めてね。

えー?そんなに変わります??って思った方は、ぜひ次回のダイビングではBCDのベルトゆるゆる全開でダイビングしてみて!

とくに後半戦にタンクの空気が少なくなってきたら、本当にどうしようもなくなりますよ!

ほんの数センチ、数ミリでも違うの。

「今日、小さいのこれしかないんです。」

レンタル器材を使う方は、ある日このセリフに出会う日があるかもしれません。

どんなダイビングショップだってレンタル器材は有限。たまたま、小柄な人が集まっちゃったら、ちょっとだけ大きめのBCDを着ることになる可能性もあります。

どれだけ、肩やお腹のベルトを締め上げてもゆるい場合はどうすればいいのでしょうか?

それは・・・・ピッカピカの一年生作戦です。

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ほら、一年生ってランドセルが大きくて一番小さいベルトの穴でも肩のストラップがゆるくなっちゃいますね。そんな彼らはきっとこのようにストラップに手をかけて密着させるようにバランスをとってると思います。

これゆるいBCDを使わないといけないときに非常にお役立ち。

BCDのそでぐりのところに手をかけて、なるべく身体に密着させるようにしてみて!

ちなみにこのスタイル、思わず泳ぐときに手が出てしまう初心者ダイバーさんが手を使わないで泳ぐ練習にももってこいなので一石二鳥。

*泳ぐときに手が出てしまう癖がある方は、なかなか完全な中性浮力への道のりは遠くなっちゃいます。いつかカメラくぉ持ってダイビングするときのためにも、手を使わない泳ぎ方をマスターしましょう。

ちなみにレンタル器材で小さめのBCDしかないんです。。。って言われた場合は、着れれば水中は特に弊害はありません。ぴったりでむしろ良いかも。

だけど、水面で浮くための浮力が空気をパンパンに入れても足りない場合があるから、それはちょっと良くないです。

とにかく、身体のサイズにあった器材をビシッとベルト類をしっかり締めて着こなすだけで、完全な中性浮力へ一歩近づきますよ。


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