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最終回「問題・世界一高い山は?」「エベレスト!」「不正解!!」ってなる話

今日こそ、話をまとめるぞという意気込みで、書き始める前から「最終回」と打ち込みました。皆様、どうぞおつきあいください。

はい。今日は、前回の最後に突如登場した『チンボラソ』ですよ。エクアドルのね、チンボラソ。

チンボラソ(スペイン語: Volcán Chimborazo)は、エクアドル中央のチンボラソ県にあるアンデス山脈の火山である。首都キトから南南西に150kmの位置にある。エクアドルの最高峰であり、山頂は地球の表面上で最も地球の中心から離れた地域にある。山名は現地語で「青い雪」を意味する。Wikipediaより

現地語で「青い雪」かぁ、そういえばハワイ島のマウナ・ケア山もハワイ語で「白い山」だったね。いかにも、高い山み溢れるネーミングだ。

あれ。。。我らがサイパンの霊峰・タポチョ山の名前の由来は何だろう。気になる・・・気になるけど、これを追いかけてしまうと、今日「最終回」にならなそう。なので、これはいったん置いておく。

さて、問題のエクアドルのチンボラソ。

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いやー、グーグルアースって神ですよね。Google Earth Studioでは、地球上のあらゆる地点の空撮を自分の好きなように編集できるし、なんなら地球(Earth)だけにとどまらず、月とか火星にも行けちゃう。

はい。この見るからに高そうな山がチンボラソ。

海抜高度で見た場合世界一高い山はエベレストであるが、赤道地域の方がエベレストのある場所(北緯28度)よりも地球の半径が大きく水面も高い。このため、標高ではチンボラソの6,268mよりエベレストのほうが約2,580m高いが、地球の中心からの距離ではチンボラソが約6,384.4km、エベレストが6,382.3kmとなり、約2.1kmチンボラソの方が離れている。Wikipediaより

海抜高度で見ると約2,580mエベレストの方が高いけど、地球の半径がそもそもチンボラソ(エクアドル)の方がエベレスト(ネパールと中国の国境)と比べると約6,384.4㎞長いので、なんやかんやで、

地球の中心から一番遠い山はチンボラソであ~る!

になったワケですね。

地球の半径が場所によって違うってこと、知ってました??地球って丸じゃない。ざっくりいうと、海水面も赤道に近い場所ほど高い位置にある。

地球は回っているんだから、遠心力で赤道付近が外に飛び出すのは当たり前と言えば、当たり前。

ワタシは、知っていたのか、忘れていたのか、覚えてなかった。言われてみれば、高校の時の物理の岡本先生が言ってたような気もする。

ここから、地球が丸くないことについてパスカルの原理とかで説明すると、絶対に今日が最終回にならないから、書きません。もう、無駄に文字数を増やすことすら許されない局面を迎えている気がする。

詳しく知りたい方は、こちらへ。ちょっと地味なサイトですが、ワタシには非常にわかりやすかった。もっとも地球の外側に飛び出している山

ということで、

まとめます。

世界で一番高い山は?

【問題】世界で一番標高が高い山は?

【答え】エベレスト

【問題】地球の中心から一番遠い地点は?

【答え】チンボラゾ

【問題】世界で一番高い山は?

【答え】(小さな声で)サイパン島のタポチョ山

となりました。

Wikipediaには、ハワイ島のマウナ・ケア山が裾野から測れば世界一高いと書いてありますが、ここはいろいろな諸事情を鑑みても、マウナ・ケア山のほうこそ「世界で一番高い山のひとつである」と表記を書き換えてほしい。

でも、実際にハワイ島に行ってマウナ・ケア山のガイドさんに、「世界で一番高い山は、サイパンのタポチョ山らしいですよwww」とか言うのは、ぜひ控えてほしい。

やっぱり、同じ南国常夏の島連盟で、ハワイ先輩ににらまれるとこの先やりづらくなることもありそうだから。

あとがき

こうして、ワタシの「世界で一番高い山」を求める旅は終わったのですが、こうしてみるといろいろ知らなかったことを知れて収穫はあった。

ただ、一つだけ心残りなのは、ハワイ島のマウナ・ケア山(現地の言葉で「白い山」)、エクアドルのチンボラソ(現地の言葉で「青い雪」)、エベレスト(東インド会社の測量局部長兼インド測量局長官 ジョージ・エベレスト)など、名前の由来がわかったのに、肝心の今この記事を書いている部屋の窓から見える「タポチョ山」の名前の由来がわからなかったこと。

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長女のChamorro-English辞書でも見つけられなかったし、友達のチャモロ人に聞いても、知らんと言われた・・・・(-_-;)。

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だれか、知っている人がいたら、ぜひ教えてください。

と言いながらも、ワタシも富士山の名称の由来を知らなかったので、ぜひ皆様の中にも知らない方がいたらと思い、最後にシェアします。

富士山の名前は古代からいろいろな表現がされています。ごく一般的なのが「不二山」。他に比べようがない唯一無二の高峰という意味です。「不尽山」は、山の頂に年中、雪が絶えないという意味のようですが、御承知のように夏の富士山には冠雪はありません。余りの大きさを“尽きることなき”と表現したのかもしれません。万葉集の山部赤人の歌「田子の浦ゆ、うち出でて見れば真白にぞ、不尽の高嶺に雪はふりける」で有名です。万葉集ではこのほか、「布士」「布自」の文字が使われていますが、万葉仮名は一種のあて字なので、「ふじ」と呼ばれていたことだけは事実のようです。「不死山」は竹取物語のように、不老不死の伝説からきています。「福寿山」というめでたい名前がなまったという説、「富慈山」からきた名前だという人もいますが、いずれもあて字のように思われます。「富士山」という今日の書き方は、士に富む山という意味で、武士道が発達する鎌倉時代以降のものとみられます。名称の由来についてこのほか、アイヌ語の「フンチ」(火の神=火山)、マレー語「フジ」(すばらしい)などからきたという説があります。富士山を「芙蓉」と称するのは、頂上噴火口の形からきたものと思われます。ふじのくに 静岡県公式HPより

諸説ありって、とても日本らしい。何事もはっきりさせない美学。


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