【恐怖体験?】水中でダイバーが聞いた声とは?
毎週月曜日から金曜日まで毎日更新『ビギナーダイバーさんへ捧げるマガジン』サイパン島からAKARIです。
サイパンは太平洋戦争中の激戦地のひとつで、今でも多くの戦跡が残されている。
陸だけでなく水中にも船や飛行機が沈んでいて、今では人気のダイビングスポットになっている。
今日は、そのひとつ「カワニシ二式飛行艇/コードネーム・エミリー」で、実際に起こった出来事である。
ダイビングインストラクターであるワタシは、その日ある大学のサークルツアーのガイドをしていた。
冬のメインスポットでもある『沈船・松安丸』を潜って、2本目は『カワニシ二式飛行艇/コードネーム・エミリー』に潜った。
ダイビングを終えて、ボートに全員が上がると、あんなに楽しそうに潜っていた学生達が一転パニックに陥っていた。
理由は、何人もの学生達が水中で叫び声を聞いたというものだった。
ある女子学生は、若い男の人の叫び声を聞いたといい、ある男子学生は「おかーさーん!!」という叫び声と共に爆発音まで聞こえたという。
一緒にいたガイドであるワタシには一切普段と変わった音など聞こえていなかったのだが、何人もの学生達が口々に証言するのを目の当たりにし、確かにそういう体験をしたという話を以前にも聞いたことがあったので、今回は不思議な体験をこの子達がしたんだなと納得してお店に帰った。
お店でダイビング後のログ付けをしながらも、学生達の話題は終始、水中で聞こえた声についてだった。
当時ワタシの勤めていたお店はホテルの一角にあったので、学生達に明日の予定を説明してそれぞれの部屋へ帰した。
しばらくすると、お店でクロージング作業をしていたワタシのもとへ、先ほどの学生サークルのメンバーのひとりの男子学生が遠慮がちに訪ねて来た。
その学生はとても大人しそうな子で、サークル内でもあまり発言をしないタイプ、ワタシも日中のツアーでは個人的な会話も一度もしていない子だった。
「あの〜、AKARIさん…。ちょっといいですか?」
かなり遠慮がちに、それでも意を決したように訪ねて来たその子に、ただならぬ空気を感じた。
「今日の水中で聞こえた声のことなんですけど…」
わざわざ訪ねて来てまで、その話題とは…まさか、霊障的な現象により体調不良を訴えにきたのか?病院に連れて行っても、説明のしようがないし、そもそも旅行保険で霊障はカバーできるのか??
いろいろな憶測が瞬時に頭の中を飛び回る。
しかし、そのあとその学生の口から出た言葉は意外なものだった。
「あれ…、僕なんです…。」
へ?
乗り移られて的な?
生まれ変わり的な?
どゆこと?
「あんな綺麗な透明度の海を初めて潜ったので、思わず『ちょーーーキレーーーーーーー!!』って叫んじゃって。」
は?
「あんなに大騒ぎになっちゃって、いい出せなくなっちゃって…。」
あぁぁ、そう…汗。
とりあえず、その学生と話し合った結果、この件の真相は伏せておくことにした。
それくらいサークル内は恐怖体験談で盛り上がってしまっていたから。
そのうち、いい思い出になるよ。
<結論>水中で一方的にしゃべることはできるが、相手が受け取れるかは、また別の問題である。
ワタシも結構しゃべれる方だけど、それでも通じない相手はいます。
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