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シン・ブランクダイバー【新しい真のブランクダイバーの定義】②

久しぶりに書き始めると、やっぱり楽しいなぁ。普段思っていることを文章にまとめるということは、ワタシにとってすさまじくデトックスになる。

さて、続きを書きます。

ブランクダイバーと呼ばれる人が、ブランクダイバーと呼ばれる人になったわけは前回考えました。

では、ブランクダイバーって一体どのくらいの期間が空いたら、ブランクダイバーなんでしょう?

ブランクダイバーの定義

前のダイビングから少なくとも6カ月以上のブランクがあいている場合は、リフレッシュダイビングで知識やスキルを確認してからダイビングに臨むべきですが、6カ月あいていなくても、自分の知識やスキルに不安を感じるようであれば、リフレッシュダイビングに参加することをおすすめします。https://www.padi.co.jp/scuba-diving/event/refresh-diving/2018/

と、ワタシの所属するダイビング指導団体は推奨しています。

6ヵ月ってすぐよね?

ついこないだ年越しの花火を見てワーワー言っていたのに、街はすでにクリスマスデコレーションが始まっているんですよ。

大人の生活なんてそんなもん。

休みのたびにダイビングに行く『ガチ勢』の皆様は別として、ワタシが今回熱心に語りかけようとしているひそかに生息しているであろう『隠れダイバー』の皆様にとって、前回のダイビングがいつだったかなんてはっきり言って愚問です。

ログブックを見れば一目瞭然なのですが、そのログブックすらどこにあるのかわからない方も多いでしょう。

経験本数は関係する?

Aさん:経験本数4本、前回のダイビングから3か月のブランク

Bさん:経験本数1000本、前回のダイビングから8か月のブランク

この二人がいた場合、PADIの推奨から考えると、リフレッシュコースに参加してもらいたいのはBさんということになりますね。

でも、二人の心境を考えるとドキドキしてそうなのは、Aさんだなぁ。Aさんの4本は、OWD講習の海洋実習のみだもん。初ファンダイビングです。

では、こちらはどうでしょう?

Cさん:経験本数50本、50本ずっと同じお店で潜っていたが、3か月後に同じお店で51本目。

Dさん:経験本数50本、50本ずっと同じお店で潜っていたが、初めて違うお店で3か月後に51本目。

このドキドキはDさんですよね。

このほかにもドキドキ要素は、たくさんあると思うんですよ。初めて自分の器材デビューとか、初めてのダイビングスタイルとか、天候とか海況とか水温とか、さらに言うとやっぱりその人自身の性格とかもある。

インストラクターはブランクダイバーになりますか?

18年以上インストラクターという仕事をしていて、ダイビングを全くしていない期間の最長は7か月。

これは長女を妊娠・出産したとき。

復帰ダイビング1本目はかなり緊張はしましたが、とくにトラブルに見舞われることはなかった。

さすがに経験本数8000本以上だし、ブランクが空いたからと言ってトラブルことないでしょう。と思っていたのは、ただの思い上がりだった。

1年半以上ぶりに潜ることになったグロットで、ワタシは確実にトラブルに見舞われた。

入国制限が始まってから1年半以上ではありますが、ダイビング自体は「サイパンの珊瑚の産卵観察プロジェクト」に参加したり、定期的にゲストに動画配信するために潜ったり、次女のJr.OWD講習をしたりと期間が空いていたわけではなかった。

しかしながら、このグロットのダイビングの日は、かなり緊張していた。

グロットという階段と洞窟という特殊なダイビング環境自体に、今思えば前日から確かに浮足立っていた。

久しぶりに器材を背負ってのグロットの階段は、筋力の低下からかいつもより身体の安定感に欠けていた。

エントリーするための大岩に渡る際もほんの少しだけふらつく。

そして、エントリー。

ジャイアントストライドでエントリーすると、予備の空気源は衝撃でフリーフロー、カメラのレンズキャップは衝撃でヒモがちぎれ飛んで行った。

さすがにパニックになることはなく、すぐにリカバリーはできたのですが、残圧はダイビング開始前に50も失うことになり、ほかのダイバーにレンズキャップを拾ってもらうことにもなった。

≪つづく≫

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