恋をして「凄く好き」?ミッシェル・ポルナレフのフランス語
フランス語で「好き」や「愛している」の言い方には随分バリエーションがあります。
恋焦がれている、という言い方もあります。ミッシェル・ポルナレフの"Love me please love me" 「愛の願い」にはいい表現があります。
恋をしていない人、
恋を一時休止している人、
その他、
あるかと思いますが、誰かのことを好きになると、狂おしいほど好きってことありますよね。
そんな時はまさに、首ったけとか、恋焦がれているという状態です。フランス語で、
Je suis fou de vous(ジュ・スイ・フ・ドゥ・ヴ)
この言い方が、ミッシェル・ポルナレフ (Michel Polnareff) の "Love me please love me" 「愛の願い」という曲で歌われています。
ポルナレフの1971年の大ヒット曲です。
歌詞は、
Love me, please love me
Je suis fou de vous
Pourquoi vous moquez-vous chaque jour
De mon pauvre amour ?
で始まります。訳は、
僕を愛して、どうか僕を愛して
僕はあなたに恋焦がれてる
何故あなたは僕のみすぼらしい恋を
毎日馬鹿にするのでしょうか?
2行目の、「Je suis fou de vous ジュ・スイ・フ・ドゥ・ヴ」の意味は直訳で、あなたに狂っている、です。
恋焦がれているいう訳が適当でしょう。
ちなみに、この歌で恋焦がれている主人公が男性だとわかるのは、fouという形容詞からです。
これが女性なら、folleを使い、➡「Je suis folle de vous ジュ・スイ・フォル・ドゥ・ヴ」となります。
その他に、「愛してる」という言い方は、
Je t' aime. (ジュ・テーム)があります。
相手との関係次第では、
Je vous aime. (ジュ・ヴ・ゼーム)
と言います。
それと、アムルー(amoureux)を使っても言えます。「fou」の代わりに、「amoureux」を使い、
Je suis amoureux de vous.(ジュ・スイ・アムルー・ドゥ・ヴ)
Je suis amoureux de toi.(ジュ・スイ・アムルー・ドゥ・トワ)
と言えます。
それと、状態ではなく、恋人のことは「amants 」(アマン)です。
アマンには、婚外恋愛の対象の男性の愛人に意味が先行していますが、純粋に恋人の意味もあります。
昨日の記事、ポンヌフの恋人は、フランス語の原題は、
「Les Amants du Pont-Neuf」(レ・ザマン・ドゥ・ポンヌフ)です。
恋焦がれるほどの恋がいいのか、でも焦がれすぎは疲れはてますね。どうでしょうか。
ポルナレフのデビュー当時のことは、こちらの記事をご参照ください。
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