自衛隊「さん」その背後にある家族の想い

わたしは大学院で衣服と機能の関係性に関して研究をしいている。
そもそもは、自分が被災した経験から、衣服って人の身をもっと守れる存在なのではないかと考えたからである。

さまざまな被災経験のある人に話を聞いていく中で、彼らの絶対的安心感のある存在を発見した。それが自衛隊さんなのである。

彼らはみな自衛隊のことを自衛隊さんという。自分たちができないことを
自ら進んで黙々とやってくれ助けてくれた。信頼しかない存在。

衣服と機能、そしてある種文明のない場所や危険な場所でのレジリエンスに関して
一番情報があるのは自衛隊なのではないかと考えるようになっていた。

そんな時に高校時代の友人の旦那さんが自衛官であることを思い出し
色々と旦那さんについて友人に尋ねてみた。

そこで出た言葉が、家族よりも市民の命が優先される、という言葉。
常に頼もしい自衛隊さんの背後には家族がいて、見守っている。
その安心感によって多くの自衛官の人たちは仕事をしているのかもしれない。

今日アントニオ猪木さんの娘さんが、父親としてはあまりよくないけど、
パパは家族以外の人には熱心に助けになったとTVで語ってた。

その言葉と友人の言葉が重なった。

ヒーローたちの背後には家族がいて、我慢しながらもその職務を尊敬し、彼らの安全を見守っているということ。
人を助けるために日々訓練をして、いざというときに備える。

ますます自衛隊さんの話が聞きたくなった。



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