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自分の人生を生きるという覚悟

わたくしごとではありますが、この度、オンラインキャリアスクールICOREを卒業します!!!

自分が理想とする、すべてを詰め込んで創業した会社を離れるという決断は、もちろん簡単なことではなかったし、大きな決断をするとき世の中の声はいつだって怖い。責任感がないと思われるんじゃないか、根性がないと思われるんじゃないか、いろんな声が聞こえてくる。

それでも卒業するという選択をした理由はただひとつ。わたしは誰のための人生でもなく、「自分の人生を生きる」ということに貪欲に挑みたいと思ったから。

正直、この選択が正しいかどうかなんて今は分からない。ただ、これからの人生で、この選択を正解にしていく覚悟を持って、これからの人生を生きていきたいなと思う。

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ICOREを創業した理由

これまで世界70カ国旅して、自分の中で得た最も大きな財産は、「自分の在り方(Being)と向き合うことの美しさ」を知ったことだった。

世界中の絶景に触れて、世界中の価値観に触れて、自分はどんなことに心が満たされて、どんな価値観にワクワクして、どんな世界を創りたいひとなのか。自分という人間を知れば知るほど、自分という存在が愛おしくなる感覚があった。

そんな時間だけはあった旅生活から一変。

日本に帰国したわたしは、日々の仕事に追われ、家事に追われ、タスクに追われる毎日。「あれ、わたしの人生このまま時間だけが過ぎてて大丈夫?」

旅中にあれほど大事にしていた、自分と向き合う時間すらない現状にハッとした。

忙しい毎日だからこそ、意識的に自分と向きあって、自分の心を満たしてあげる場所が必要だ、そう思って、共感してくれる仲間に声をかけ、創業メンバーの思いや強みが合わさって誕生したのがICOREだった。

順調そうに見えた矢先の葛藤

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そこからの毎日は本当に記憶もないほどに全力で、多くの方に応援していただきながらサービスをリリース。まだまだ不完全だからこそ、受講生の声を反映させながら少しずつサービスが形になっていった。卒業生の多くが「ICOREで人生が変わった」と言ってくれて、ICOREを立ち上げて本当に良かったと心から思えた。

しかし、そんな順調な状況とは裏腹に、「組織の一員として‘こうあるべき’」にとらわれるようになり、どんどん自分という存在が消えていくような感覚に苛まれるようになっていった。

常に最適解を見つけて行動する。そんなことを繰り返すうちに、気づけば自分の価値が分からなくなり、私が私であることに、自信を失ってしまった。

表では「It's my life」をビジョンに掲げておきながら、創業者のわたしがそう在れていないという葛藤。

原点である自分と向き合う旅にでることにした。

ノイズレスな世界で見えた「自分の人生を生きる」ということ

久しぶりに人工物が一切ないノイズレスな場所に身を置いた事でハッキリと、「私はわたし自身の声に従って、自分の人生を生きるということにまたゼロから挑戦しよう。」根拠はないけど、なぜかその時そう思えて、すべてを受け入れる覚悟ができた。

ICOREのみんなに感謝の気持ちでいっぱい

正直、この選択を受講生に伝えるのはとても怖かった。でも、沢山サポートしてくれた受講生に今回の事を伝えたら、「ものすごく悲しい、寂しいと思ったけど、卒業理由を聞いた時、とんでもなく桜子さんらしいなあって、感動してしまいました。こうあるべきに囚われず、どこまでも桜子さんらしく、人生切り拓いてください、これからもずっと応援してます。」そう言ってくれて。本当に救われたし、わたし自身改めて、「自分の人生を生きる」に、貪欲に挑み続けようと覚悟ができた。


自分の人生を生きながら、社会に価値を発揮していきたい

先日、友達に話してて言われて凄く納得したのが、「桜ちゃんて、ずっと、目に見えないものの価値を信じてて、常にそこに挑んでるよね。」って言われて、確かに!と凄く腑に落ちて。

「目に見えないものこそが、人生を豊かにする」

肩書や社会的地位という目に見えるものではなく、信念や美意識という目に見えないものが人生を豊かにする。

看護師時代、死を身近に感じる人(死を間近にする人)と多く向き合ってきた経験から、最も大事にしている価値観のひとつ。

社会人になってからは特に在り方(Being)を探究し、目に見えないものの価値を、私は一貫して大切に、大事に、強く思い続けてきた。

にも関わらず、目に見えないからこそ、私は社会のノイズに何度も惑わされ、その度に悩んだ。

矛盾しているようだけど、だからこそ、私は挑み続けたいのかもしれない。

在り方(Being)の世界は奥深く面白い。

私はやっぱりこれからも目に見えないものを信じて、人生を味わい深めていきたいと思う。どんな世界に辿り着けるのか、皆さんも楽しみにしていただけたら嬉しいです。

これから挑戦していきたいこと

ウェルビーイングプロデューサーとして、Beingの世界(見えない世界)をさらに探求していきます。

そのひとつめが、出版に向けたデンマークへのウェルビーイング留学。

デンマークは、世界幸福度ランキングで常にトップ3にいるウェルビーイング先進国。
まさにわたしが追求していきたい価値観を表す、ヒュッゲという言葉があるんですが、皆さんご存知ですか?ヒュッゲとは、居心地の良い空間に満足感を感じることや、小さなことに幸せを感じることなど、デンマーク人の心の持ち方を指す言葉。

このヒュッゲというまさに目には見えない美意識を国民みんなが大事にしている、文化として根付いているってとても素敵だなと思っているので、その感覚を味わいに行ってきます。

また、デンマークには「フォルケホイスコーレ」という、社会に求められるスキルを得るために学ぶのではなく、自分自身の内側にある幸せや関心と向き合う学校があるんです。まさに"自分のBeing"と向き合う学校。そこにも足を運んでこようと思っています。どんな価値観と出会えるのか、今から楽しみでしょうがない。

デンマークではホームステイしながらフォルケホイスコーレや現地の幼稚園、小学校、ウェルビーイング経営で有名な企業に訪問取材してきます!

そしてふたつめ。

ウェルビーイングを皆さん自身が感じてもらえる、自分と向き合える場所を創りたい!

そのためになんと昨年、ガチで山レンタルしました笑!!!この場所が本当にとんでもなく、とんでもなくマインドフルネスなんです。

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この山が本当に素敵なので、みんなをいつか招待したいな。

最後に。

自分の理想のすべを詰め込んで創業した会社を離れるということは私にとって、本当に大きな選択で、この選択が世間的に、正しい選択だったか?と問われたら、正しくはないかもしれない。

ただわたしは、正しさよりも"自分の美意識"を大切に、これからの人生も思う存分、味わいつくしたいと思う。

世界一周が、いまのわたしをつくってくれたみたいに。

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