超緩い、乗り鉄の話

鉄道に乗るのが好きです。
といっても、鉄オタを名乗れるほどの知識はないですが、2021年に『幻想列車 上野駅18番線』

を書くくらいですから、鉄道好きを名乗らせてもらってもいいかな、とは思います。

昔から鉄道に乗るのは、妙にワクワクしていました。
分厚い時刻表を見ながら、一日でどこまで行けるかと、勝手に旅行プランを考えた高校時代。今はアプリばかりになりましたが…。

リアルで乗った最長は、青春18きっぷで函館から新潟まで1日で帰ってきたときです。さすがに疲れましたけど、いい思い出です。
新潟ー東京往復普通電車の旅もしましたし、只見線に乗ったのも結構楽しかったです。
二本木駅のスイッチバックとか、トンネル内の駅とかもワクワクします。

それでこの前、ついに行ってきました、大宮にある鉄道博物館!
ずっと行きたかったのですが、なかなか機会がなく…。

https://www.railway-museum.jp/

サイトを見るとわかりますが、「体験予約付き入館券」というものがあります。通常だと、館内に入ってからアプリ抽せんで当落が決まる体験プログラムが、事前に買えるというものです。ただ、課金が必要になります。でも差額は500円。せっかく行って、当たらずに終わったら悲しいので、課金しました。大人ってズルいなーと思いますけど、まあそこは、自分へのご褒美ってことで(何の褒美なのかは私にもわかりませんけど)。

私が選んだ体験は新幹線(E5)の運転体験です。
D51と悩みましたが、時間的なことを考えて新幹線に。
でもその前に、ボランティアガイドツアーをお願いしました。無料で、館内を案内していただけます。
行った日が平日とあって、待ち時間なく、1時間くらいガイドしてもらいました。
明治時代の鉄道のこととか、御料車の細かなことなどは知らなかったので、解説聞きつつ、質問をさせてもらうという、贅沢な時間を味わいました。
特に目当てのモノがない場合は、ガイドさんにお願いするのはお勧めします。

新幹線の運転体験時間を事前に伝えていたので、ガイドさんは時間に合わせて、その場所まで連れて行ってくださり、そこで終わり。
そしてついにE5の操縦!

さすがに本物は動かせません。シミュレーターです笑
本物だったら問題になりますし、それ以前に事故が起きます。
今回実感したのは、私はそもそも、運転が嫌いだということです。
普段運転するのは自動車だけですが、これが凄く嫌い。そして下手。
なので、シミュレーターを操縦してみて思ったのは「何で私は、お金を払って、運転しているんだろ…」でした。
ええ、自動車だけでなく、運転全部が嫌いなんだということを確認してきた気がします……。

といいつつ、懲りずに京浜東北線と山手線も子ど向けのミニ運転列車も運転してきましたけどね!

テンションが上がったのは、昔の車両に乗ったときです。

ここで妄想するんです。乗っていた人たちは、どこへ行ったんだろう? どんな人生を送っていたんだろう? どんなドラマがあったんだろう?と。
列車って、人の想いや人生を運んでいる感じがして、ワクワクします。

ちなみにせっかくなので、一号機関車の写真も

日本で初めて走った機関車です(新橋ー横浜)。乗れませんが、妄想は続きます。

午後三時になると、転車台回転・汽笛吹鳴実演が行われます。
実はこの日の汽笛を鳴らす方が、私をガイドしてくれた男性で、もし三時までいるなら、見ていきなよーと教えてくださっていたので、楽しみに待っていました。

汽笛の音はかなり大きく、小さな子どもなどは驚くかもしれませんが、個人的には胸が震えるというか、時間を超えて、ここからどこかへ行けそうな気分になりました。

楽しかった鉄道博物館。いつかこれを生かして鉄道の小説……うーん、車内で殺人事件を起こさないとですかね?
でもそれは、すでにもう、たくさん書かれているんですよね。。。
個人的には、鉄道を通す苦労した人たちのことなどが面白いと思いますが、需要があるのか…。
鉄道とスケートをかけて……ダメだ。さすがに思いつきません笑




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