『私が先生を殺した』が発売しました!

特設サイトを作っていただきました。

サイトを見ていただければ、私が語ることなど何もない気がしますが、せっかくなのでまあまあ語らせていただきます…。

私が受賞したころの電撃小説大賞は、受賞作個別の作品のサイトはなかったように思います。ですので、作家生活11年目にして初めてのことです!

こちらのサイトには、
・あらすじ漫画(4P)
・紹介動画
・登場人物紹介
・第一章丸ごと試し読み など
と、盛りだくさん!
本当にありがとうございます。

『殺した夫が帰ってきました』と同じく、今回もあらすじ漫画(4P)は日下直子先生にお願いしました。いつもお世話になりっぱなしです。
サイトのほうにも載せていただいていますが、漫画はこちらにも。

公式のサイトには、

~~語り手が次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りになる。秘められた真実が心をしめつける、著者渾身のミステリー!~~

これを書いているのは恐らく担当編集者さんですが、「ミステリー」だそうです。たぶんそうです。『殺した夫が帰ってきました』がミステリーなら、今回もミステリーです。最近、言ったもの勝ちだな、と若干開き直り始めました。私が言いだしたわけではありませんから(笑)。

で、その担当さんが書いたコラムはこちら。

なんかもう、私が書くことがなくなりました。
本当のことを言うと、発売前に書いていたnoteの続きは、違うことを書いていました。でもホント、担当さんのコラムと似たようなことを書いておりまして…。
ですので他のことを。。。

この作品に限ったことではありませんが、私の場合、プロローグと一章は一回で決まることはありません。100パーセント書き直しています。本当に最初の原稿はひどいです。なぜかと言えばプロットを作ったものの、まだイメージが固まっていない状態で「とりあえず」書いてしまうからです。よくよく考えると、担当さんはたまったものじゃありません。出来の悪い原稿を送り付けられるわけですから。そしてその都度打ち合わせをして、修正していきます。
申し訳ないといつも思います。そんなに申し訳ないと思うなら、最初からビシッとした原稿書けや!と思われるかもしれませんが、それができないだけです(開き直りです)。
それでも一章を何度か書き直し、イメージが固まっていくにつれ、2章以降は直しの回数が減っていきます。終盤に近付くほど、物語が加速していきます。これはどの作品でも同じ傾向です。
ですが……今回エピローグがうまくいきませんでした。もしかしたら、プロローグ以上にひどかった。
ちなみに「殺した夫が帰ってきました」も最初はエピローグがありましたが「ナシ」にしました。書き直しても上手くいかないし、ない方がいいということになりまして。
今回も3回目くらいまで自分でもしっくりこないエピローグになって、そのたびに担当さんに送り付けていました。もちろんメールの文章に「なんか違う気がしますが」と予防線を張っています。そんな原稿送るな、と言わないあたりが優しさですが、ダメなものは結局ダメなので、書き直しは言われます。でも良いんです。自分でもおかしいな、と思いながら書いていたので。
問題は3回書いてもしっくりこないことです。
こうなると、殺した夫~と同じく、ナシという流れになりかけたのですが、今回は絶対!!!エピローグを入れたい。そこだけは強く主張しました。

それはなぜか?
きっと、読んでいただけたら、わかっていただけると思います。


ちなみに…
昨年の10月に、ここnoteで
『来年のデビュー10周年には、「きじかくしの庭」と同じく、学校を舞台にした作品を発表できればと考えております。』
と書きましたが、それがこの『私が先生を殺した』になります。
どうぞ、よろしくお願いします。

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