【映画要約】攻殻機動隊イノセンスを要約してみた

視聴したので自分用に要約した意味のない記事。情報間違いあると思います。

【ストーリー要約】
ロクス・ソルス社製ガイノイドが、新製品先行利用者を殺害する事件が立て続けに発生。

逃走したガイノイドが警官2名を殺害し、廃墟へ立てこもる。現場に急行したバトーは、ガイノイドと戦闘になるが、追いつめられたガイノイドは助けを求めて自殺しようとしていた。

殺害されたガイノイド利用者に、政府関係者がいたことから、公安9課の出動案件となる。

所長は、ガイノイドを利用したテロの可能性を疑っており、バトーとトグサは故障したガイノイドについての所見を得るため、所轄の警察所にて事象聴取を行う。

ガイノイドの分析を担当したハラウェイは、音声バッファのファイルからガイノイドが自殺しようとしていたと主張する。

通常であれば自壊することのないガイノイドが変質した理由は多岐に渡るが、彼女曰く人間達がロボットを捨てるからだとのこと。

彼女は人間は古来から人造人間(人形)を作ることを望んでいるのだと主張する。

人間は自らと人形が異なる存在と知覚しているはずなのに、自らの似姿を模したガイノイドを作ることにこだわっている。

自己意識を持つ存在を人間とするならば、子供は意識が曖昧な存在で中身は人間ではないが、人間は子供を作り育児をする。

子供が人形遊びをするのは人造人間を創造することを遊びとしているからであり、人形遊びは人間が育児をする上で求める本質を体現している。

トグサは事件の手がかりを求めてハラウェイにガイノイドの所見を求める。ハラウェイはガイノイドがセクサロイドであったことを告げる。

出荷検査官にガイノイドの話を聞こうとする2人だったが、殺害されたとの一方が入り現場に急行する。

検査官は臓器を抜き取られ、バラバラにされていた。現場のセーフハウスには高出力サイボーグが侵入した形跡が確認された。

公安9課はセーフハウスの手がかりを元に調査した結果を共有。
状況証拠から出荷検査官の殺害したのは指定暴力団、江仁会の関係者である可能性が高く、江仁会の先代は先述のガイノイドに殺害されていた。

江仁会へ事情聴取をするバトーとトグサだったが、銃撃戦に発展。出荷検査官を殺害したと思われる高出力サイボーグと対峙するがこれを撃破。若頭に出荷検査官の殺害とロクス・ソルス社のつながりについて質問するが、若頭はロクス・ソルス社とのやり取りは先代が行っていたため知らないと主張する。

江仁会で派手に暴れ回ったバトーを責めるトグサだったが、ロクス・ソルス社の尻尾を掴むためのパフォーマンスだったと主張するバトー。

バトーは仕事終わりにペットフードを購入しに向かうが、その際電脳に侵入され騒ぎを起こして店主を殺害しかける。

所長の命令で9課メンバーがバトーを監視していたため事なきを得たが、メンバー石川は今回の件がバトーのスキャンダルを狙ったロクス・ソルス社側の工作だと主張。

バトーの電脳をクラックできるハッカーと聞いて、犯罪企業との癒着があり、今は裏の世界でハッカーをしているキムという男を思い浮かべるバトー。

手がかりを求めてロクス・ソルス社のあるエトロフ経済特区へ向かうバトーとトグサ。

人づてでキムの屋敷に聴取に行くが、電脳のクラッキングによる妨害工作にあう。バトーはキムの術中にハマりかけるも、キムの作った防壁に少佐が紛れ込んでおり、少佐に貰ったヒントを元にこれを回避する。

キムを聴取するバトーとトグサ。
キムは自らが肉体のほとんどを電脳化した理由として、人形が人間より優れているからであると主張する。

人間は自意識を持っているため認識する現実は不完全なものとなり、不完全な認識は意識が不完全な動物や無機物である人形の存在意義に対して劣っている。

人間は意識があることで死(無意識)を理解できず、死を理解できないことは生を真に理解できないということである。

人間は他者に意識があるのか外見上でしか判断できないことで、自分の信じる意識の在り方に疑念が生じ、生き物を無機物と感じることもあれば無機物を生き物だと感じることもある。

人形(ガイノイド)はその仕組みが情報や技術に還元されてしまう存在であり、自己意識に疑念がある(ゴーストを信じられない)人間には人間も仕組みで動く機械だと感じられてしまう。生命そのものがそもそも幻想なのではないかという疑念は、人形を気持ち悪い存在と感じさせる原因である。

人間はテクノロジーと一体化して機能、自意識の拡張を行っているが、それは人間という種が生物として進化し生存競争に勝つためである。その果てに人間が完全な意識を持った存在になったとき、それは生物と言えるのだろうか。

人間は自身が想像する完全な生命の姿に憧れ、また恐れを抱いている。それは自らの拡張や人造人間の製造によって垣間見ることができる。

キムを捕まえたことで、キムがロクス・ソルス社と繋がっていることが分かったが、ガイノイドの殺人事件の証拠を押さえるためには直接乗り込む必要があった。

バトーはキムの電脳をクラッキングに利用して、ロクス・ソルス社へ乗り込む。

ロクス・ソルス社への潜入に成功したバトーだったが、防衛システムが起動してバトーを襲い始める。

バトーはピンチに陥るが、少佐がガイノイドの姿で援護に駆けつける。
少佐はロクス・ソルス社のシステムをクラックし、社の情報を事件の証拠として公安に提出。

ロクス・ソルス社は江仁会を通じて誘拐した子供達のゴーストを違法な手段でガイノイドへコピーしており、子供達が助けを求めて所有者を襲っていたことがガイノイド暴走の原因となっていた。

助けた少女に対し、ガイノイドが被害を受けたことに何も感じないのか尋ねるバトーだったが、少女は自分がガイノイドになりたくなかった(自分の自意識は人間だ)と主張する。

バトーは少佐との別れを名残惜しいと感じるが、少佐は自身が電脳世界と共にあることを告げる。

事件は解決し、バトーはトグサを自宅へ送り届ける。トグサは自分の娘を抱きかかえ、娘はプレゼントの人形を抱えていた。バトーは2人の様子を愛犬を抱きかかえながら見ているのだった。

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