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ヘソ周りの凝りの弊害

前回は腹部下部の調整が下半身にどの位恩恵を受けるかを書いてみました。

今回はお腹の中心の凝りがどのような体にとって弊害をもたらすか書いてみたいと思います。

おへその周りはツボの観点から見ても重要なツボが揃っていたりして重要さが分かりますね。

私の調整はツボを押すわけでもないのでツボはあまり覚えていませんので、興味がある人は「お腹周りのツボ」とかネット検索していただけるととても詳しい方々が貴重な情報を上げていますので検索してみてください。

私の技法は押さない揉まない技法なのでツボを扱わないのかというとそうでもありません。ツボの場所は血の流れにとっても重要な場所であることが多いので参考にはしています。

今のツボのほとんどは基本的には針で突く事を想定されていてそこを押すことによって血流や神経やホルモンバランスを正常化していくように作用させていく事で体の調整をしていきます。指圧も同じ理論で構築されています。

この理論の意見は多くあると思いますが、私は上記のように考えています。

さて話をヘソ周りに戻します。

自分のお腹を押してもらえるとわかりますが、ヘソの周りはお腹の中でも特に硬い場所となります。そしてこの場所が硬くなりすぎるとお腹が出てきます。

なのでお腹の脂肪をしっかりと落としていきたいと思っている方はヘソ周りをしっかりと柔らかくしていただけたらと思います。

ヘソ周りが硬くなると全身の筋肉や筋膜が引っ張られます。

引っ張られると上肢の肩や首や胸や腕、下肢の股関節や足、さらには背中や腰などもガンガンと引っ張られます。

そして引っ張られるとお腹が痛い時のように前かがみになりますので、それに対抗して体中の筋肉がお腹を引っ張り返すという感じになります。

当然ですが体中の筋肉が頑張ると疲れてきます。疲れてきたらだんだんと引っ張りかえる事が出来なくなりますので傷んできます。

この傷みが痛みになりますのでお腹が硬いという事は体中の痛みに関係してきます。

50代女性、左肩の痛みと左腕から手にかけての痺れるような痛みがあり寝る時も痛みで目が覚めるという方がいらした時もお腹を触るとへその右脇の奥にしこりとも言えない硬い筋肉?それとも筋膜?もしかして腸壁が硬くなっているのか?

と訳が分からないくらい硬くなっていました。

10回以上かかってそのしこりが問題と分かり調整しましたところ、痛みが引いていくのと共にそのしこりも無くなり、完全になくなった時に左肩、腕、手の痛みが無くなった経験があります。

本当にお腹は色々なところに悪さをするなと納得した経験でした。

さて次回は腸の問題は何故起きるのか?をテーマに書いていきたいと思います。







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