ポテチ@サクラヒカル

30代女性 |現役歯科医師|元診療放射線技師┃数多の受験不合格を経て、目指してから10…

ポテチ@サクラヒカル

30代女性 |現役歯科医師|元診療放射線技師┃数多の受験不合格を経て、目指してから10年・・当時合格率7%と言われた国立大学歯学部編入試験2校合格。受験戦績12戦10敗2勝。失敗だらけだった過去の自分への回想録などを書いています。https://sakurahikaru.com/

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Letter1 大学受験の思い出〜願いが叶わず部屋で泣いている16年前の私へ〜

今年は、初めての大学入学共通テストがありましたね。  世の中が色々な転換期で、皆がその只中にいて、色々な思いがある中での試験・・・。  毎年この時期になると、受験生だった自分を思い出します。  これは、大学受験で願いが叶わなかった過去の私に宛てて書いた、手紙のような回想録です。  今から16年前。  浪人して受けた二度目のセンター試験。  実家を離れ、一年間予備校の寮に住んだ。  勉強なら、してきたはず・・・  一日15時間以上。  休んだ日はなかった

    • 加藤登紀子さんの「時には昔の話を」をカバーさせていただきました^ ^

      こんにちは^ ^ 今回は、加藤登紀子さんの「時には昔の話を」をカバーさせていただきました。 大大大好きな曲です! 何度歌ってもまだまだだと思い、でも何度でも歌いたくなる・・ 今回は、私の両親が青春を共にした大切な友人の皆様に思いを馳せて歌ってみました。 まだまだな歌唱なのですがf^_^;お聞きいただけましたら幸いです^ ^

      • 受験不合格10回の歯科医師による、試験に受かる優しいメンタル講座〜不合格から合格へ!受かる!合格マインドのつくりかた〜ドクターブックアカデミー

        記事を目に留めて下さってありがとうございますm(_ _)m この度、とにかく受験に落ちまくって来た私が、あらゆる試験に「合格する」ために必要だと思うことを、これでもかと詰め込んだ講座をさせていただきました(講座の方は、下記サイトからいつでも無料で試聴できます。) 歯科のサイトではありますが、歯科の話は全くしておらず、私の受験失敗談とそこから得た気づきや具体的な勉強方法をお話しています。 ただ、こちらのサイトは歯科関係者のみの登録となっておりますので、もし、歯科関係のお仕

        • コア

          精緻な樹枝 包み込むアスファルト 撓んだ風 奔放なビル 波打つ窓ガラス 堅牢な草 剛健な花 緩やかな電柱 進展する光 足裏の頭脳 湧き出る土 巻きつくエネルギー 突き抜ける 上から下へ 下から上へ

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        Letter1 大学受験の思い出〜願いが叶わず部屋で泣いている16年前の私へ〜

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        • エッセイ、笑エッセイ
          3本
        • 受験生応援〜合格のヒント〜
          2本
        • 夢の軌跡〜23の手紙と一つの詩〜
          24本

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          全然書けなくて書きまくってきた歯科医師による、たぶんすごくわかりやすい超基礎小論文講座

          小論文、書かなければいけない・・・ どうしよう。 でも、叶えたい夢のために、やらないと・・ てゆうか、小論文ってそもそも何なん?! という方に向けた、初心者のための小論文講座を開催しています! 難関を目指す方にもおすすめです! 受講いただいた方から、ものすごくわかりやすいと好評をいただきました^ ^ 料金 60分 1000円  希望の方は、是非ストアカのメッセージ欄、もしくはブログのお問い合わせフォームからご連絡下さい^ ^ ※現在は受付休止しております。

          全然書けなくて書きまくってきた歯科医師による、たぶんすごくわかりやすい超基礎小論文講座

          ひたすら不合格だった私の”合格マインドをつくろう講座”^^(国立歯学部12戦10敗。)~夢を諦めたくない方へ~

          こんにちは^^ この度、勉強しても、なかなか結果に結び付かない方への勉強法やマインド改革講座を始めました^^ 受験用、国家試験用とありますが、内容はほぼ似たようなものになっております。 zoomを使っての1時間の講義になります。料金は1000円です。 「ストアカ」というサイトでやっておりますが、ストアカさんからでなく、直接私のブログのお問い合わせフォームからお問い合わせいただいても大丈夫です^^(どのみちzoomを使うので。)その際は件名に「講座受講希望」とお問い合わ

          ひたすら不合格だった私の”合格マインドをつくろう講座”^^(国立歯学部12戦10敗。)~夢を諦めたくない方へ~

          不思議だよね。

          偏頭痛明けの、少しだるい朝。 お昼に親友とランチの約束。 良かった。行ける。 電車に乗る。 まだ少し重さが残る身体。 親友と会う。 決して「健康的」とは言えない食事と、 他愛もない会話。 一杯の水で、5時間。 笑う。 帰りの電車。 身体が軽い。 不思議だよね。

          スポーツジムで・・・トランポリンエクササイズを終えての感想。

          とらんぽりんのポエム さく ポテチ トラントランポリンポリン こどものころにあそんだね。 トラントランポリンポリン ようちえんでだいにんき! トラントランポリンポリン どれだけたかくとべるかな? トラントランポリンポリン いつまでだってとんでいたい! トラントランポリンポリン にじゅうねんぶりに のりました。 トラントランポリンポリン 今は殺人兵器です。 トラントランポリンポリン 跳ねちゃだめだよ。 押すんだよ。 トラントランポリンポリン 「

          スポーツジムで・・・トランポリンエクササイズを終えての感想。

          例えば、海が見たい。 そう思った時、 私は真っ直ぐ、海へと向かうだろうか。 私はこの街が好きだ。 緑樹の青い香り。 花々の囁き。 五感で感受しながら、 お気に入りの喫茶店へ入る。 そして、風に揺れる木々を見ながら、 珈琲を飲もう。 そしたら、今度は自転車を借りて、 ゆったり漕ぎながら、 優しい風を浴びる。 潮の香りがしてきたら、 全速力で漕いで、 目的地へ一直線。 光る海が、 目の前に広がっている。 でも、ひょっとしたら、 途中でふと雑貨

          Letter23 社会人二年目から学生へ〜出発の朝〜

          4月はじめには、引っ越しもできることになった。 今更だが、実家に残る母は寂しいのではないか・・・と思っていた。 母に言った。 「職場の人に『お母さんも寂しくなるわね〜』って言われた。『たぶんそうだと思います』って答えてる。」 そうしたら、母は目を丸くしてこう言った。 「え!あなたお母さんが寂しいと思ってるの?!」 「お母さん、全っっっっ然寂しくないからね!!」 強がりには見えなかった・・・ 「しっかり勉強してきなさい!それまで帰ってくるな!」 うちの母はこれ

          Letter23 社会人二年目から学生へ〜出発の朝〜

          Letter22 社会人二年目〜最後に職場へ行く私へ〜

          実家の周りはしんと静まり返っていた。 犬の散歩で外に出ると、 車も、人もいない。 お店も閉まっている。 こんなにも静かなものなのか。 街がこんなに静かになることはもうないだろう。 いや、 またいつものように人や車が行き交う日はいつ来るのだろうか。 仕事は完全にストップしていた。 大学の入学式は4月はじめだった。 交通は動くのか。 引っ越しはできるのか。 全くわからなかった。 3月の下旬になると、市内は少しずつ交通が戻ってきた。 どうにか、大学周辺の

          Letter22 社会人二年目〜最後に職場へ行く私へ〜

          Letter21 社会人二年目〜三日目〜

          三日目の朝が来た。 私はまだ先輩の家にいた。 その日の午前中、 やっと電気がつくようになった。 先輩が、テレビをつけた。 ・・・言葉を失うとは、 こういうことなのか。 いかに大変なことが起きていたのか、 そこで初めて知った。 なにこれ・・・ 先輩が言った。 いつも検診に行っていた沿岸の町。 話しかけてくれた町の人たちの顔が浮かぶ。 仕事で宿泊していたホテル。 テレビの映像。 頭が追いつかない。 検診に行った先輩たちは、地元の方に早く逃げろと言わ

          Letter21 社会人二年目〜三日目〜

          Letter20 社会人二年目〜二日目〜

          翌日になっても相変わらず電気はつかなかった。 外を見ると買い出しの行列。 家の中でラジオを聞いていた。 沿岸が津波で大変だと。 それ以上の情報はわからなかった。 沿岸に検診に行った先輩たちは無事だという知らせが届いた。 その時の私はまだ、無事だということがどれほど奇跡的なことなのかわかっていなかった。 とにかく寒い。 ガソリンスタンドもまだ稼働していなかった。 ガスが使えるので、お湯が沸かせた。 その有り難さが身に染みた。 結局、その日一日、こたつに入り

          Letter20 社会人二年目〜二日目〜

          Letter19 社会人二年目〜忘れられない日〜

          私の送別会の日がやってきた。 支社全体の送別会で、ホテルを借りていた。 2011年3月11日。 私は朝、いつもどおり家を出た。 車は大学進学のために売ることにした。 その日は古い代車で通勤した。 職場に到着する頃には、車のガソリンはほとんどなく、 私は帰りに入れようと思っていた。 晴れた日だった。 その日は、私は内勤で、 いつもどおりに午前中の仕事を終えた。 検診車は、沿岸の方に出ていた。 午後は、施設内で先輩と書類整理をしていた。 その時だった。

          Letter19 社会人二年目〜忘れられない日〜

          Letter18 社会人二年目〜もうすぐ退職する私へ〜

          月日は流れ、年が明けた。 私の退職は職員全員に知れ渡っていたが、 私は何も変わらない日常を過ごせていた。 会社の中で一番若かった私は、 まるで娘や妹のように接してもらっていた。 娘が辞めるようで寂しい。 遠い人になってしまうような気がする。 など、温かい言葉を沢山いただいた。 最終的に2つの大学から合格をいただいたが、 地元から通いやすい方に進学することにした。 2月。 まずは放射線の課内で、 私の送別会が開かれた。 最初は慣れなかった飲み会。 自

          Letter18 社会人二年目〜もうすぐ退職する私へ〜

          Letter17 社会人二年目〜職場に伝える私へ〜

          10年越しに叶った夢。 私はやっとスタートラインに立てた。 7月に編入試験の合格がわかり、翌年の4月から3年生に編入することが決まった。 試験はもう1校残っていたが、職場には早めに伝えなければならなかった。 私には一番に伝えたい人がいた。 私を一番近くで指導してくれた女性の先輩だ。 「今日お話したいことがあって・・・。少しお時間いただけますか?」 私は夕方にゆっくり話す時間を作ってもらった。 仕事中はずっとそのことで頭がいっぱいだった。 もし、わかってくれな

          Letter17 社会人二年目〜職場に伝える私へ〜