【ご相談】本来の自分を隠しちゃってる問題/エゴの声
心理カウンセラーの飯道さくらです。
本日はココロノマルシェに寄せられたご相談にお答えしますね!
ご相談文はこちら。
匿名さんからのご相談です。
匿名さん、カウンセリングを受けてくださったんですね!
とても緊張する、それはそうですよね。
初めて会う人に、今までも誰にも話したことがないような自分のプライベートなこと、それも多くの場合は隠しておきたいようなことを話すわけですから、慣れないうちは緊張しますよね。
私自身も苦しい時にカウンセリングに救われて、そして自分もカウンセラーになりました。私にとってカウンセリングというのは人生を変えてくれたとても大切なものです。
だから、私は匿名さんのその勇気と行動力がとてもとても嬉しいです!
>でもなんで不安なのかわからないのに話して解決できるのか?
こちらに関してはどうぞご心配なさらずに、形のわからない不安をお話しくださいね。
心理学では気づくことが一番大切と言われてまして、自分の問題の正体に気づくことができたら、50%は解決とも言われます。
でも、自分一人でそこにたどりつける人は少ないです。
それくらい、人は自分のことが一番わからないんですね。それが普通です。
なんだかもう全然わかんないけど不安だー、というままで、お気軽に、どんどんカウンセリングにお越しくださいませね。
その正体をクライアントさまのお話を聞きながら一緒に探すのが我々カウンセラーの仕事です!
分析好きの私としては、一番熱が入る仕事でもあります笑。
前に進むのを足止めするのはエゴの声
さて。そんな緊張や不安を抱えながらも、勇気を出してカウンセリングを利用してくださった匿名さん。
>実際何度か相談しましたが、その時はすっきりして良かったと安堵します
という結果が得られて、本当に良かったと思います!
ただ、その後に
>嘘を言ってないのに、嘘ついた気がしたり(盛ってゆってる気がしたり)
プライバシーをあけすけにしてしまったと後悔してしまったりします。
となるわけですね。
匿名さん自身も「これは非現実」と理解されている通り、これは現実に起きることではありません。
これは「エゴの声」です。
エゴとは傷ついた心のこと。エゴの声とは傷ついた心の声。
過去に匿名さんが傷ついた経験をしたことで生まれたものです。
不安、後悔、
>自分にはできない
>きんもって思われるのでは?
こういうのは全部エゴの声です。現実に起きていることではないですよね。
エゴの声は、匿名さんが前に進もうとすると足を引っ張ってきます。
でも、匿名さんを苦しめようとしているわけではないんです。
今の場所に足止めすることで、二度と傷つかないように匿名さんを守ろうとしているんです。
だから、現実に起こっていない不安がたくさん出てきて苦しい時は、まずは「過去の辛い思いを二度としないように心が守ろうとしてくれてるんだな」と思ってくださいね。
やり方がへたくそだけど、かわいいやつじゃないですか。エゴの声。
でも、今の匿名さんは、過去の匿名さんより成長しています。(ご自分で実感がなかったとしても必ず成長しています。生きているのに成長していない人はいません)
だから、今の私だったらできるかもしれない、そう考えて少しだけでもいいんです、チャレンジしてみてください。
きっと、不安に思っていたことは起こらない。
そうやって成功体験を積んでいくことで、エゴの声もだんだん小さくなっていきます。
本来の自分を隠していませんか?
ご相談文の中に書かれている匿名さんのエゴの声を見ると
「何かにチャレンジする」
「自分の内側を人に見せる」
こういう時に、強く足止めされているようです。
本来の私は誰にも見せずに、小さく目立たないように生きていこうとしているようです。
匿名さんはいま、本来のご自分の何%くらいを外に出して生きることができていますか?
深く考える必要はないのでぱっと頭に浮かんだ数字を答えてください。
おそらく、50%未満ですよね?
もしかしたら30%くらいでしょうか?
(と決めつけて話を進めざるをえないのがココロノマルシェです。違ったらすみません笑)
そうやって、本来の自分は内側に隠して、外側用の自分で生きていると、やっぱり自分に自信を持てません。
何をやっても、誰に褒められても、やっているのは外側の私ですからね。
>本腰入れてやるぞ!
ってなると、ブレーキがかかり
後回しになります。
ゲームしたり、snsをループで見たり。
理由は不安になるからです。
そして、嫉妬対象や自分にはできないと思い込むような対象を無駄に探してる気がします。
こんな風に、「自分にはできる!」と思えないと、色々な理由を探して行動しないようにします。怖いですもんね。自信がないのに行動するって。
人とも本当の意味でつながりを作ることも難しくなります。
内側の私を知られたら嫌われてしまう、そんな思いが生まれます。
>不安なんだと、話す相手が親と彼ぐらいしかいません。
というのは、心の距離が近い親と彼にはきっと、だいぶ本来の自分を出せているのかなと思います。
それより少し心の距離が離れた友人などには、自分を隠してしまうのではないでしょうか。
(だけど、親と彼に不安を打ち明けられているのはすごいですよ!そういう相手が誰もいないというケースだって珍しくないんです)
さらに、ふと自分の行動や言動に違和感を感じることもあります。
>嘘を言ってないのに、嘘ついた気がしたり(盛ってゆってる気がしたり)
こんなふうに、外側の私でいると内側の私が、内側の私でいると外側の私が違和感を感じてしまうわけです。
そして、隠し事をしていますから、常に周りの目が気になります。
>理由は、勘の良い知り合いにこいつまた相談してるぜ、きんもって思われるのでは?
と、他人軸になってしまいます。
このように「本来の自分を隠す」ことによって色々な問題が起こります。
そしてなにより、本来の自分を隠すことで、本来の自分が持つ魅力も価値も一緒に隠してしまうんですね。
そうするとますます、自分には価値がない、自分にはできない、と思ってしまうし、不安だし、自分が本当は何がやりたいかがわからなくなってしまったりするんです。
だからやはり、隠してきた自分を知る、自分でそれを受け入れる、そして外に出していく、というのがテーマになってきます。
本来の自分で思いっきり生きようぜ!
ってことですね。
隠してきた自分を知る。受け入れる。
子供の頃、どんな子供でしたか?何をして遊ぶのが好きでしたか?
今、一番わくわくすることはなんですか?
自分はどんな人間だと思っていますか?
でも、本当はどんな人間だと思いますか?隠している自分がいるとしたら?
その隠している自分を全部出したらどうなると思いますか?
不安が全部なくなって最高の自分になったらどんな人ですか?何をしていますか?
カウンセリングにお越しいただいたら、こんなことを聞いてみたいなと思うことを書いてみました。
匿名さんの隠している「本来の私」はどんなだろう?
そして、どうしてその私を隠すことになったんだろう?
お勧めはノートに書きながら自分に聞いてみることです。
頭の中は色んな思考が混ざってしまいますので、ノートに書きだした方が大切なところに集中できます。
そして、隠している自分が出てきたら、その自分を否定的に見ているようだったら、まずはそんな自分をねぎらってあげてくださいね。
そうかそうか、そんな風に思ってたんだ。
辛かったね。苦しかったね。がんばったね。
でもこれが私だからね。これでいいんだよ。
どんな自分でも、いいも悪いもないんです。
否定的にとらえているのも過去の傷からで、実際は隠さなきゃいけないようなことではありません。
過去から成長した今の匿名さんならそう思えるはずです。
そうやって、本来の自分を知る、その自分を否定しないで受け入れる、そして本来の自分を少し外に出してみる・やりたかったことにチャレンジしてみる、その結果がどうであれチャレンジした自分を褒める。
その繰り返しで自分を信じることができるようになってきます。
そうすると、自分以外の他人も信じることができるようになります。
そうしたらますます、本来の自分を出して、不安なく生きることができる。
そんなサイクルが生まれると思います。
緊張しながらも、勇気をだしてカウンセリングを受けた匿名さん。
そうやってご自分の心と一生懸命向き合ってこられた方です。
だからきっと大丈夫!
是非お試しくださいね。
とはいえ…
冒頭で自分のことは自分が一番わからないと書いた通り、自分を知るというのは簡単そうで実はなかなか難しいです。
できれば、カウンセリングを受けることをお勧めします。(私のカウンセリング受けて!!って言いたいわけではないですよ、これはほんとに笑)
最初にカウンセラーと話しながら、自分の心のくせ、どういう自分をなぜ隠して生きてきたのか、そういう手がかりをつかんだ後に、自分で取り組むと気づきが早いと思います。
私のカウンセリングを受けて!!って言いたいわけではないのですが、貼っておきますね笑。
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