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「桜泥棒」の名前の由来について

桜泥棒BEERのnoteの記念すべき1発目の記事です!

僕たちは"WEIRD"(ヘンテコリン)なことにワクワクしよう!というスローガンを掲げ、クラフトビール王国ポートランドのブルワリーが選定するビールのサブスクパッケージ販売プロジェクトを準備中です!

とは言っても「桜泥棒BEER」と聞いて、何となくビール関係のことをやるのは分かると思うんですが、「桜泥棒」と聞いて「?」となりますよね。そうなって「気になる!」となってくれたら実は狙い通りです。笑

"WEIRD"(ヘンテコリン)な名前

「桜泥棒」って明らかに変なネーミングですよね。

僕たちがスローガンで使っているWEIRDという単語の意味は、英辞郎で調べると以下のような意味があります。

1. 超自然的な、神秘的な、この世のものとは思われない、不気味な◆【類】eerie ; uncanny ; unearthly
2. 奇妙な、風変わりな、変な、変わった
3. 〈古〉運命の、〔ギリシャ・ローマ神話の〕運命の女神の
https://eow.alc.co.jp/search?q=weird

実際は2番目の意味で使われることが多いんですが、人によってはネガティブな意味で取ることが多そうですよね。僕たちは、WEIRDヘンテコリンと訳すことにしました。「ヘンテコリン」という言葉自体がWEIRDですよね。笑

WEIRDの使い方が分かってきたところで...

ポートランドの人たちはWeirdという意味合いをポジティブに受け取ります。それはKeep Portland Weird(変わりもので行こうぜ!)というポートランド人のスピリットに現れていて、実際、僕がポートランドに住んでいた時に身をもって体感してました。

Weirdなことをポジティブに捉えると何が良いのかは、今後、ポートランドで実体験したことを含めて書いていきたいと思うんですが、「桜泥棒」というネーミングが「Weird」であることは実は狙い通りなんです。

酒販免許を取得する時に、税務署のお堅い職員の方でさえ「桜泥棒」という名前の由来がずっと気になっていたらしく、最後にコソコソと名前の由来を聞いてくれました。笑

「桜泥棒」の名前の由来

前置きがだいぶ長くなってしまったんですが、いよいよ「桜泥棒」の名前の由来をお話しします。

昨年の1度目の緊急事態宣言が空けて少ししてから、渋谷のPDX Taproomにて、アドバイザーも含めてプロジェクトのメンバー5人が集合しました。その時に、現在のプロジェクト内容の原型になるワクワクするようないろんなアイデアが出てきたんですが、そこでプロジェクト名についても話し合われました。

メンバーの中でポートランド滞在中に、ポートランド出身の友人から以下のようなストーリーを聞いたそうです。

昔、日米友好のために、日本から桜の苗木が大量にアメリカの首都ワシントンD.C.に寄贈されたのですが、その桜の苗木がアメリカを横断する途中でポートランドで大量にくすねられてポートランドで植えられた。

その友人はその話をポートランド人として誇りに思っていたそうです。笑

僕たちは、これこそがKeep Portland Weirdの象徴的なストーリーだと思い、「桜泥棒」という名前を採用することに決めました。

「桜泥棒」なんて変な名前は誰も採用しないと思うし、実は最初はメンバーみんな冗談のように捉えていたんですが、不思議なものでだんだん気に入ってきてしまいました。

それはそのストーリーからもっとポートランドの魅力を発展させて語れることが沢山あるからです。

たった一つの交差点が法律を変え、世界を変える

10年前にポートランドに住んでいた時も大好きだったシティリペアというNPOがあります。近所の交差点を住民たちとペインティングする活動をしています。

当初、道路をペイントすることは違法で行政も取り合ってくれなかったよう何ですが、シティリペアは違法なことは承知でゲリラ的に住民とペインティングする活動を開始したそうです。

そして、やがて交差点がカラフルにペインティングされたことにより、以下のようなメリットが生まれたそうです。

行き交う車の速度が確実にゆっくりになっていること。住民たち全員の”所有感”が高まったことで見守りの意識も高まり、より安全になったこと。子どもたちにとってもより安心できる場所になったこと…。

そしてこれもポートランドっぽいんですが、そうした実効性のあるデータがポートランドの行政でも受け入れられて、現在はポートランド市では道路をペインティングすることは合法になっているそうです。つまり、法律が変わったということ!

その一連のストーリーがgreenzの記事にまとめられているので、ぜひ読んでみてください!

"WEIRD"なことにワクワクする文化を日本にも!

この記事で紹介した2つのストーリーは、本来は違法な行為であり、普通だったらやらないことですよね。ポートランドの人たちは必ずしも進んで違法なことをやる訳ではないんですが、法律の枠に囚われずに自由に発想することができ、常識から外れるヘンテコリンなことにもワクワクし、実質的な価値を生むことができるということです。

そんなポートランドのカルチャーを、美味しいクラフトビールと一緒に日本のみなさまにお届けできるように準備中ですので、ぜひ応援をお願いします!

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