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【デジタルアンプ入門にぴったり】Soundfort AS-100+ レビュー

我が家のプリメインアンプを買い替えることになり、これを機にデジタルアンプを買いました。ちょっと使ってみて、ビックリするくらい音が良く、感動のあまりレビュー記事を仕立てましたので、お読みください。

【紹介】

 「Soundfort AS-100+」は、出力18W+18Wの小型デジタルプリメインアンプです。
※見出し写真の右下の装置がAS-100+です。左下は同社のUSBDAC DS-200、上に乗っているのは後述のAVセレクターです。

中国製造で16800円とお手頃ですが、日本人エンジニアによる設計と高品質パーツ使用を謳っており、いわゆる中華デジアンとは一線を画しています。
制御できるのは音量のみ。トーンコントロールもバランスもなく、入出力ともアナログ1系統のみという潔さです。
※一応、出力レベルの低い装置(スマホなど)を接続するための、ゲイン切替スイッチ(+10dB)もあります。

【レビュー】

・使用機材:
 ・スピーカー:FOSTEX GX100 BASIC

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 ・アナログプレーヤー:JVC QL-A70(カートリッジはOrtofon SPU classic GE、昇圧トランスはFRT-3、フォノイコライザーはBellari VP549です)

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※フォノイコライザーの上に乗っているのはオタマトーンですが、今回は関係ないです。

・音源:
 ・クラシック:「ウィルヘルム・ケンプ/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第8番・第14番・第23番」(20MG 0313)

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 ・ギターロック:「THE STREET SLIDERS/SCREW DRIVER」(28・3H-5055)

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・比較対象のアンプ:DENON PMA-390SE

名称未設定

※AS-100+を購入するまで使っていたアナログプリメインアンプです。スピーカー保護回路が誤動作するようになったため、買い替えることに相成りました。

・比較結果:
 ・音質:AS-100+では全ての音がはっきりとした輪郭で聞こえます。よく聞こえるべきもの(ボーカルやソロ楽器)が前面に出て感じられます。分離と定位も良く、2チャンネルステレオですが、左右だけでなく前後の奥行きも感じられます。
※むしろ輪郭がハッキリし過ぎて、例えばベートーヴェンではピアノの響板に頭を突っ込んで聴いているかのようで、少し音を怠くさせるために、フォノイコライザーとアンプの間に安いAVセレクタを挟んで丁度良くなったほどです。

 ・ノイズ:MCカートリッジ→昇圧トランス→フォノイコライザー→AVセレクター→AS-100+と接続しているにも関わらず、無音時は驚くほど静かです。

 ・パワー感、スピード感:スピーカーの音圧レベルが82dBと非常に低能率のため、PMA-390SEでは音量を上げないと低音が物足りなく、満足できるまで音量を上げるとノイズが目立っていたのですが、AS-100+では小音量でも低音が輪郭を失わずに鳴るため、バスドラムのアタックやベースのピッキング等が豊かに聴こえます。
また、曲中で無音の箇所では素早く無音になるので、音にメリハリがあります。
※とはいえ絶対的な出力が小さいので、テクノやメタル、ホームシアターなどには物足りないかも知れませんが、大抵の音源はありのままを良く表現していると思います。

聴き比べてみると、PMA-390SEでは太い音が塊りのように一体感を持って聞こえていたことに気付かされ、これはこれで好ましいのですが、AS-100+の方が低ノイズかつ、小出力であるにも関わらずスピーカーの性能を十分に引き出しており、音楽を聴く楽しさを再発見できました。

【購入方法】

私自身はYahoo!ショッピングで購入しましたが、メーカー直販やAmazonでも購入できます。

※メーカー直販だと、USBDACと一緒に購入すると、セット割引で合計額が4000円ほどお安くなるようです。

次回は、同時購入したUSBDAC DS-200をレビューしたいと思います。
※2020/05/14:書きました!


#買ってよかったもの

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