コロナ禍の学校の現状

私は都内の某中学校で、教員をしています。
昨年まで大学生だった、ほやほやの初任。ですがいきなり、2年生の担任を持っています。
情勢は最悪。緊急事態宣言が発令されている中での学校生活です。

さて、コロナ禍ではどのような学校生活が繰り広げられているのでしょうか。

Q1. 給食って一体どうなの?

A. 現在、給食は班の形にせず 全員前を向いて食事する形をとっています。
給食を食べている間は基本的におしゃべり禁止ですが、やはり後ろを向いて喋る生徒はいますね。おふざけする生徒もいます。

給食の準備の際は、保健委員がアルコールを持って全員の手指消毒を行います。
そして当番になっている生徒は全員の机を水拭きしています(雑巾が汚く、むしろ逆効果なのでは?と懸念点としてあげています)。

お代わりをする際は、アルコール消毒をしてからトングなどを触るようにしています。

学校内でマスクを外す時間で、濃厚接触者になりかねないタイミングではあるので気にはかけていますが、全員が意識できているかと問われれば、殆どが意識できていないですね。寧ろマスクを外して良いという解放感で、いつも以上にお喋りをしてしまうのかもしれません。

Q2. 健康チェックはどのように行ってるの?

A. 私の学校には一応、健康チェックカードというものがあります。養護教諭が用意してくださるカラーの厚紙なのですが、毎朝・毎晩体温をはかって記入し、翌日担任がチェックを行っています。

ですが!
毎朝「健康チェックカード後ろからまわして〜」と呼びかけると、みんな一斉に紙を出して、体温を記入しています…(笑)
まぁ想定内ですね。体温なんて測っちゃいないのです。みんな適当な体温を考えて記入するのみ。
毎朝測るならまだしも、夜にはかる習慣なんてついてませんよね。中学生にそんな健康管理、無理ですよ。

私には中3の妹がいるのですが、その光景を目の当たりにします。親が、前日のうちに翌日の体温を記入しているのです(笑)
親が書いているだけまだマシ?とか思ってしまったり。

そもそも体調が悪ければ必然的に体温を測りますし、健康チェックカードを確認していて38.0°とか書いている生徒がいるわけないじゃないですか。

結局、形だけなんですよね。
コロナ患者が出た際に、周りの生徒がどんな状況だったのか把握するための判断材料にすぎない。「うちの学校はきちんと健康管理を徹底していました」と、責められないためのお守りにすぎない。偽装工作されたものだったら、全てが根拠なしだってことに気付けないのが愚かです。

と偉そうに語っている私ですが
教員にも健康チェックカード的なものがあります。私は書いたことが…ありません。
どこにも提出しないし、これもまた、コロナ患者が出た時のためのものにすぎません。
私は少しでも体調が悪いときは体温を測るようにしています。それでも基本的に36.5°とかです。測っても、カードに記入はしていません。
だって、元気なんですもん。

毎回いちいちチェックをつけなければいけないので毎朝10分ほどかけています。仕事が増えているだけ。無駄です。


今日は給食のことと、健康チェックについてお話をしました。他にももっとお話すべきことは多くあります。それはまた次回。
まだ読者さんはあまりいませんが、話して欲しい内容があればぜひコメント欄にお願い致します。

咲桜

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