短歌☦︎︎ 29
久しぶりにつくりました
サヨナラを 言わずにいたら 僕たちの 間に別れ 来ずにいられる
削られた 心キラキラ かつおぶし 泣いてる君に そっとまぶすよ
選ぶべき 言葉のいろは 人間(ひと)ならば 思考のできる 人間ならばこそ
何事も なかったように 色付いた 緑の白桜 記憶から消ゆ
古に 刻まれた時 雪崩込む 宛てなく刹那の 僕を遊山し
人々が 目を背けてく 歪さを 信じてたいの 「美しいから」
かえりたい ぽつりと過ぎる ソレは何処? この家なのか はたまた土か
救われた 気になっていた あの音に 救いの手など 元から無きに
初夏の陽は 気怠げな熱 持ち寄って 諦念の影 落とす残酷
「親友」や 「恋人」なんて 神話だと 誰か言ってよ、ここにはないわ
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