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統合失調症の病態・疾患理解①

今回は、統合失調症について、病態や疾患理解を深めていきます!レポートや、実習の事前学習のお役に立てる内容になっておりますので是非ご覧ください。

学生さんや新人看護師さん、精神科に興味のある方、たくさんの方に届きますように。

①統合失調症とは?

統合失調症は、障害罹患率が1%にもなる病気です。1%と聞くと「少ない…?」と思いがちですが、人数に直して考えてみると100人に1人。決して珍しい病気ではないと言えます。また、日本全国の精神病床に入院している患者さんの数の約半数を統合失調症の患者さんが占めているとも言われています。

統合失調症は、妄想や幻聴など様々な症状が現れる病気です。症状についてはこの後詳しく見ていきましょう。

統合失調症は、10歳代~30歳代までの思春期・青年期に好発します。発現するいろいろな症状の影響で社会生活に著しい影響を及ぼすこともありますが、最近では治療法が確立してきたため比較的予後はよくなりつつあります。

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