キラキラしない妊婦
すごーーくご無沙汰なnoteです。
タイトルのように、お腹に人がいます。
ご報告 〜この度、新しい命を授かりました〜
なんてキラキラ書ける妊婦生活のスタートは、私には1ミリも訪れませんでした。
ある日を境に突然始まったさまざまな生活の制限(飲食)。
自分の身体じゃないみたいな、終わりの見えないつわり生活。
体の中で米粒のような小さな命を、たったひとりで守る重圧。
どうかいなくならないでと、流産の恐怖に怯えて悪夢にうなされ続けた夜。
そして、周囲のささいな言葉に傷つき、激しい怒りに震え、所構わず涙が溢れ、幸せなことなのにと自分の心の小ささを責めた、長かった妊娠鬱の時期。
塞ぎ込んでいて、過去最大に発信意欲が失せてたんですが、ようやく表現したいと思うようになりました。
発信意欲がなくても、ずーっとnoteの下書きに書き留めてきたんです。お腹に人がやってきてからの壮絶な心の内を。書くことからは、やっぱり離れなかったなぁ。
あまりに黒々した部分は、なるべくやんわりさせて載せようかと思うけれど、きらきらしてないありのままを綴りたいとも思ったりしてます。
それはやっぱり、noteなので。
妊娠5週で陽性確認
「自分の体調の変化で妊娠に気づく人もいる」
と聞いたことありますが、私はまったく。あとから思えば、やたら食欲増していましたが、妊娠の影響かわかりません。
毎月の恒例行事が2週間遅れていて、基本的に遅れることがない私なので、この時点でほぼ心当たりあり。
でも同じ状況が3ヶ月前にあって、妊娠を期待したけれど陰性で残念だったから、今回はとにかく期待しないようにしてた。
毎晩夜中に帰ってくる仕事のあとに、夫婦で1杯だけ呑んで寝る生活が続いていたし、リフレッシュの時間だった。
「万が一妊娠してたら、このお酒やめないとなぁ。してないだろうけど、一応調べるか。」
そうやって心に予防線を張って、仕事終わりの深夜に検査薬を使った。
一瞬で陽性。
えっ…これ出たら陽性だっけ…?いやいや、わかんないわかんない。
夫に「ねえ、これってどっち?」と結果を見せに行き、ふたりで検査薬の箱の裏と、検査結果のマークを見比べる。
本当はぱっと見ればすぐわかるんだけど、時が止まったようにフリーズして、判断能力を失う2人。
数分経ったところで夫が
「妊娠してるよ!!!」とすでにわかっていた真実を口にした。
深夜に踊り、喜びの舞を披露する夫。
自分が妊娠するなんて、望んでいただけに信じられず、呆然とする私。
「興奮して眠れないよ!!!」
と言いながら夫は、ベッドに入るとスッと寝た。
私はというと、夜中3時まで寝付けずベッドの中で検索魔と化していた。
心底嬉しいからこそ、検索すると出てくる「子宮外妊娠でも陽性反応が出る」とか、ネガティブな情報ばかり読み漁り、不安になり、ぬか喜びにならないよう心の準備をしていた。
翌朝仕事を休み、朝イチで市内の総合病院を受診したら、念のため張っておいた心の予防線では予防しきれない、大きなショックを受けることになった。
長くなったので、次回へ。
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