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夫婦と言えど

自分の中での普通の夫婦像とは...

周りの夫婦や過去自分が想像していた夫婦像と、現在の自分がだいぶかけ離れているなと感じる今日この頃。皆さんいかがお過ごしでしょう?

自身の親を見ていても、今の自分の年齢だった頃にはもう自分含め3人子供が産まれて全員小学校には上がってるくらいだったんだなと考えても状況はかなり違う訳です。

小学校当時、自分は28歳くらいまでには2人くらいの子供がいるイメージではあったんですが、現実でそんなイベントが28歳までに発生することなく

現在は結婚2年目の36歳になってます。

子供はいません。欲しくないといえば嘘になりますし、子供ができたときの話も夫としますが、実際に子供を作ろうという話にはなりません。理由は、我々の現状を踏まえて子供がほしいなんていうのはあまりにも無謀で贅沢でその子に申し訳なさ過ぎるからです。

お互い仕事をしていましたが、私が7年7ヶ月勤めた会社を転職したいという一身上の理由から退職し、現在は絶賛求職活動中です。夫は派遣社員で、現在身体やメンタルが不安定な部分もあり少しセーブしつつお仕事を頑張ってくれています。

今は夫との生活を大事にしたいという気持ちが優先される日々です。

そんな我々夫婦の知り合ったきっかけは「オンライン麻雀ゲーム」

その当時、ネット麻雀をスカイプのグループチャット内で気心知れた人たちで集まって対戦をするというのが日常になっていて、お互いそのメンバーの一人でした。

そんな我々のような出会いがきっかけで結婚した人を、私は周りで知らないので確率的にはそんなに高くないのかな...などと感じています。

実際の夫婦生活は独身だった頃と比べると大きく変わることはなく、いい意味で違和感なく夫が生活の一部になっている感覚です。

お互いの趣味は共有できる部分とできない部分があるので、その辺を満喫する為という意味で

夫は結構自室に篭って友達とオンラインゲームをし、私はリビングでアニメや読書、ゲームをするという構図がほぼ出来上がっています。

が、

何か共有したいものがあればお互いに「見て見て!☆」というテンションで報告し、色々考察したり教えてもらったり話が飛んだりして1時間くらいしゃべってしまうくらいの仲の良さではあります。

それが我々夫婦の「普通」であり、基本このスタンスは変わらないのかなと感じています。

一緒に住んでわかる事

我々夫婦は出会ってから9年くらいになりますが、一緒に住み始めたのは付き合って5年くらい経った頃でした。

私は元々高校卒業してから一人暮らしをしていた為、ある程度の生活力はあったのですが、夫は実家から一度も出たことが無い生活力皆無の人だったので基本的な家事は私がしています。

できそうな事を少しづつ増やしていこうという目論見で「食器洗い・お風呂掃除・お米を炊いておく」などは必要なときにお願いして、やってもらったときには「ありがとう」を必ず言うようにしています。

それは、洗い残しがあったり少し足りないなという部分があっても関係なく必ず言います。むしろ、今まで日常の中に組み込まれてない事をやってくれるようになったという部分ではホントにありがたいという気持ちを忘れないようにしようという思いもあります。

それ以外にも、何かしてくれた時は些細なことでも「ありがとう」はできるだけ言うように心がけています。

そんな中でも「マジかよ」と感じる事もあったりします。

例えば「尋常じゃない部屋の散らかり方」に関してはもう私は何もいえません(笑)。私が今まで生きてきた中でこんなに汚い部屋は見たことがありませんでしたし、定期的に「片付けたほうがいいと思いますよ?」と伝えると「私もそう思います」と真面目な返事が返ってきます(笑)。片付けたいけどそこまでモチベーションが上がらないという事の様で、一度私が片付けるのはダメなのかと提案したら「それは...嫌です」との事で手が出せません(苦笑)

実家の部屋の状況を把握はしてたのでお驚きはしませんでしたが、一緒に住んだら多少変わるのかと思っていました。まぁ、長年の習慣やスタイルに関してはそうそう変えられるものではないのです。一緒に住んだからといってそれだけの要素では難しく、よっぽど本人が真剣に変えたいと思わなければ無理だと私は思います。

同棲される皆さん、自分が嫌だなと感じる部分が「一緒に住んだら変わるかも」という期待は一切捨てましょう。私は捨てました(笑)

そういった部分を「許容できるor話し合いの上で妥協できる」関係じゃないと、同棲しても毎日喧嘩になってしまうかイライラした日常になってしまいますからね...夫と一瞬でもイライラした時間を共有したくないという気持ちから夫に対して何かもやっとした時にはとりあえず自分の心境をできるだけ具体的に言葉にして伝えるようにしています。

感情的になっている時ほど、「こう思っている」という感情を相手に伝わる言葉に変換して伝えるので、選ぶ言葉をものすごく考えます。自分が思っている事を何も考えずそのまま口に出しても、ほぼ伝わらないと思っているので、喧嘩になりそうな時ほど慎重に言葉を選ばなければいけません

我々の場合は過去数回私から思うことを伝えた事がありましたが、夫を許容できる部分が多いのと、夫も私をかなり許容してくれていると感じるので、基本的に喧嘩になるようなことは無く、バランスが取れている様です。

食べ物の好みは似ていた方が楽

我々夫婦は、食べ物の好みがかなり違います。自分の嫌いなもの(食べられないもの)は相手が好きという場合が結構な頻度あります。

外での食事の際は、お互いの好きなものを食べられる&一部食べられなかったり量が多くてもシェアできるのでほぼ問題ないのですが、自宅で作る場合はなかなか大変になります。

私は卵がアレルギーで食べられないので卵を使う料理を夫用に作って自分は別のものを作ることもしばしば。

また、夫が野菜がほぼ食べられないけど私は野菜を食べたいという場合も別にサラダを用意するか、一緒に調理して盛りつけるときに夫の食べられない野菜は入らないように別々に盛り付ける様な手間があります。

夫は野菜の食感や匂いが嫌だということで、妥協策として牛乳で割った青汁を毎日飲んでいただいています。

私が野菜がごろごろ入った煮物を食べたいと作っても夫は食べないので、自分で食べられる量を調節して作ったり、卵料理に関しては私が食べられないので味見ができず、夫に食べて貰ってどうだったかフィードバックしてもらうということをよくやります。

このあたりは、お互いに嫌いなものが少なければもう少し手間は省ける気はしますが、こういう二人が一緒になってしまったので仕方ありません。

健康のことも考えながらいろんなものを食べてほしいなという想いから、夫が自分では選ばないけど食べられるものを、夫の好みに寄せて出してみたりすることもあります。

もう少し食べるものを気にせず出せる方が楽かもなぁと、感じる瞬間はあります(笑)。だからといって、お互い無理なものは無理なのでそこも妥協点をどこに持っていくか、何なら食べられるかなどを探していくのもありかなと感じます。

最近では、緑色の食べ物を全く口にしなかった夫が「アボカド」を美味しいといって食べてくれるようになりました!色々試してみるものですね。

譲れないもの

夫には大好きな趣味があります。共通の友達とよくオンラインで話をしていますし、イベントが近づくと友達と企画を立てて色々と準備をして当日を楽しんでいるようです。私も一緒に参加することもありますが、私がいる際の夫は多少遠慮しているように見えます。その趣味に関するSNSアカウントに関して、私に見られるのが恥ずかしいからブロックしても良いかと相談されたくらいなので、あまり踏み入り過ぎない方が良いのだろうと思っています。

私にも大好きな趣味があります。ある小説家の作品が大好きでシリーズを着々と読み進め1人ニヤニヤしつつ、SNSで同じ作品が好きな人たちと時々交流をして楽しんでいます。また、スマホゲームでかなり奥の深い戦争ゲームにはまっているのもあり、ゲーム内チャットでゲームの考察や、クエストが効率良く進められる方法などの情報共有しつつみんなで雑談するのがとても楽しい時間になっています。そこについて夫に口を出されるときっと嫌だと感じるんだろうなと思います。

夫婦だからと、すべてを共有する必要は無いように思います。むしろ近しいが故に共有したことで本人が楽しめなくなってしまう可能性もあり、バランスが大事な気がしています。もちろん、お互いの大好きなものが同じで共有できたら最高に楽しいと思いますけどね!

ただ、我々夫婦はそうではないということですね。夫のことは大事なので、夫の好きなものを尊重したいという気持ちはあります。

時々、私よりもそっちの方が大事なんだろうなと感じる事があるので、そういう時は多少のやきもちを焼きます。

優先順位が...っ!と思う事もないとは言い切れないです(笑)。

他人なんですよね

結局、夫婦といえども他人なんですよね。夫婦だけじゃないです。血のつながりのある家族だって、似ているというだけで他人だと私は思っています。家族だからと、その関係に胡坐をかいてしまったら終わりだと思っていますし、「親しき仲にも礼儀あり」という言葉は日々大事にしたいと思って過ごしています。

以下は持論ですけど

「夫婦だからと」何でも合わせられる事なんてないし、常に100%相手を思って行動するという事もなかなか難しいです。

だからといって、相手の事を意識せずに自分の言いたい事やりたい事を優先して行動しても大丈夫という事でもないわけで、お互いがお互いのちょうどいいバランスを考えて行動しないと、ダメになってしまう。

私が仕事でイラっとした状態で帰宅して、夫に少し当たってしまった時がありました。全然関係ない夫にとってはただの理不尽でしたが、その時夫は「自分に当たってスッキリするなら当たるといいよ」と言ってなだめてくれました。その時は夫がバランスを取ってくれたんです。

お互いが最終的に気持ちよく居られる選択肢が、その時の夫にとっては「八つ当たりを受け入れる」だったのだと思います。私は比較的すぐ「失礼しました」と謝罪した様に記憶しています。

夫婦なんだから、言わなくてもわかってくれるというのも大きな間違いで、言わないと伝わらないし言われないと気づけない事ばっかりです。なので「感謝」と「謝罪」に関してはちゃんと言葉にするように気をつけているつもりです。夫からもそれは感じるので、本当にありがたいです。

毎日話をして、コミュニケーションをとって、普段と何か違うことがあれば話せばいいし、それができなくなった時はもう関係の終わりが近くなってる時だと思います。

そうなりたくないので、私は今日も夫と話をします。



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