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さくらインターネットの山口がDSAより「DATA-EX賞 データ社会推進 功労者賞」を受賞

さくらインターネットでインターンを実施している、情報経営イノベーション専門職大学の岩波優弥です。
2022年10月に、一般社団法人データ社会推進協議会(DSA)の「DATA-EX賞 データ社会推進 功労者賞」をさくらインターネットの山口亮介が受賞いたしました。

一般社団法人データ社会推進協議会(DSA: Data Society Alliance)とは、デジタル庁が推進予定の「データ戦略」や「内閣府・戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の後援、産官学の連携により分野を超えた公正、自由なデータ流通と利活⽤による豊かな社会(「データ社会」という)を実現し、国内はもとより世界と連携し貢献を図ることを⽬的に、さまざまな事業を推進している団体です。

今回の受賞は、IoTが世界に浸透した後に進むであろう、データの流通という観点による受賞となりました。受賞理由は、次の2点です。

  1. 総務省・経済産業省などと協議を重ね、2017年に設立された一般社団法人データ流通推進協議会(DTA)の設立そのものに深くかかわったこと

  2. その後も理事として団体を推進するだけではなくさくらインターネットのIoT事業(IoT/M2M向けのSIMサービス「さくらのセキュアモバイルコネクト」、IoTプラットフォーム「sakura.io」※1)を推進し、各種イベントや勉強会などで講演を実施することによって、IoTの重要性/データ流通への道筋を立てたこと
    ※1 現在新規お申し込み受付は終了しているサービスです。

山口は、2016年に当社に入社後、IoT事業の立ち上げを実施、現在は当社のグループ会社でモバイルネットワークソリューションを提供するBBSakura Networks株式会社に出向し、取締役 CMOを務めています。山口は今回の受賞について、「さまざまな業務を支えるクラウドやデジタル社会を進めるための一助として活動しておりました。その結果、このような賞を受賞でき、大変うれしく思います」とコメントしています。

受賞した山口(写真右)と筆者(写真左)

受賞理由の一つでもあるDTAとは、DSAの前身となった団体です。データ提供者が安心して、かつスムーズにデータを提供でき、またデータ利用者が欲するデータを容易に判断して収集・活用できる技術的・制度的環境を整備することなどが目的でした。

当時よりさくらインターネットでは、あらゆるモノからのデータがクラウドに集約され、それらのデータの流通が当たり前になる社会が来ると考え、DTAの設立メンバーとして参画していました。当時設立に関わっていた企業は20~30社あり、意見の集約にとても苦労していたと山口は当時を振り返っていました。

さくらのIoT事業について

受賞の2つ目の理由でもある当社のIoT事業についてご紹介します。現在、「さくらのセキュアモバイルコネクト」と「さくらのモノプラットフォーム」の2つのサービスを展開しています。

さくらのセキュアモバイルコネクトはIoT/M2M向けのSIMサービスです。お客さまの製品に専用のSIMを組み込むことで、当社のクラウドサービスにインターネットを経由させずLTE閉域網で直結し、お客さまのIoT製品を安全に利用することを可能にします。堅牢性の高いセキュリティに加えて、ネットワーク通信速度制限を設けず、月額基本料金が13円と非常に安価、しかも一枚のSIMで3つのキャリア(Docomo、Softbank、au)をクラウド側から切り替えることができる画期的な通信プラットフォームを実現しています。

 またIoTサービス向けPaaS(Platform as a Service)である「さくらのモノプラットフォーム」は、sakura.ioの後継サービスとして、2022年3月24日より新たに提供を開始しました。「IoTシステムの構築を楽にするプラットフォーム」「IoTデバイス開発のための設計情報」「マルチキャリア対応通信回線」の3つの機能・環境を提供します。「技術・ビジネス・人・物をひとつにつなげるIoTの道具箱」をコンセプトに掲げ、利用台数やオプション機能に応じた月額制で提供しています。 

紹介したこれらのサービスはメーカーから公的機関、食品関係まで幅広い分野の方々にご利用いただいております。

山口が考える、IoT事業を行う理由・将来性

「現在われわれはインターネットを日々の生活のなかで使うようになっており、今後さらに利用していくシーンが高まっていくと考えられます。一例ではありますが、これから乗ろうとするバスがどこにいて、あとどれくらいで来るのかわからなくてモヤモヤするのも、バスの居場所がわかるバスロケーションシステムによって、もはや過去のものになってきています。
この例のように、これまでネットワークにつながっていなかったたくさんのモノがネットワークにつながり、情報をインターネットと共有し、それを別のモノが利用するようになるという世界はもうそこまで来ています。
それらのモノ同士がデータを送受信するさまは、モノ同士が共鳴するようにも感じています。
このような社会になる時、そういったデータはモノとモノが直接やり取りするのではなく、膨大なクラウド(コンピューティングリソース)を使わなくてはなりません。
そこからは、これまでなんとなくでしか見えていなかったコトや、全くわかっていなかったコトが認識/発見されさらに数多くのビジネスが作られていくと確信しております。
そうなったときに、われわれさくらインターネットは、数多くのビジネスの根幹を支える存在になっていたいと考え、IoTや通信の事業を進めております。」

BBSakura Networks株式会社 取締役CMO 山口 亮介

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募集している職種は、さくらのIoTで多くのお客さまやデバイス上で稼働するソフトウエアに必要な要素を考えて仕組みを作る、組み込み系のソフトウエアに関わるエンジニア、またはモバイル、SMS、広域回線などこれからの通信の分野を中心として革新的な変化を世界にもたらすような各種サービス開発を進めているBBSakura Networks株式会社でのソフトウエアエンジニアです。いずれの職種も、自分たちでどのようなサービスにしていくかを考えて、お客さまにお届けすることができる、魅力のあるお仕事になっております。
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