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「あなたはいい人ですね」と周りから言われている方へ

リアルな人間関係の中でそれを言ってきた人とは今すぐ縁を切った方がいいです。ネット上においてはまた別の問題になるのでそこについてはご了承ください。

「いつも真面目に働いてくれてあなたはいい人ですね」とか「いつも助けてくれるからあなたはいい人ですね」と言って来る人は早い話、あなたのことを「自分にとってただの都合のいい人」程度にしか思っていないことが多いです。俺自身も職場で「いつも手伝ってくれてありがとう」とか「よく動いてくれて助かる」といった意味合いの言葉を言われることがあります。ただその人は俺が逆に困ってるときに何かをしてくれるかというとしてくれません。中には手伝ってくれる人もいますがその方が異例で特殊と思えるほど大半の人は手伝いません。つまりこの言葉は「見返りを渡さなくても勝手に動いてくれる都合のいい人」という意味で言って来る人が大半です。そして質の悪いことに大半の人にとっては「あなたはいい人です、ただそれだけです」で終わってしまうものです。

日本社会にいつからあるのかはわかりませんが「見返りを求めず人にサービスする精神が素晴らしい」みたいな風潮があると思いますがよく考えてみてください。義務教育の時から洗脳のごとく言われ続けてることですがこれって本当にいいことでしょうか。これって裏を返せば一部の人間が得するために一部の人間に損をしなさいって言ってるのと同じことです。そしてこれを小さいときから教えられ続けてるため日本人はこれを当たり前と思ってしまっている事実があります。北朝鮮を洗脳大国とバカにしてる人がいますが大衆に物を言わせて「こういう考え方を持ちなさい」と植え付けるのも事実上洗脳と変わらないでしょう。

社会人経験のある方はこういうことを経験したことがあると思います。「定時より早く来て掃除してくれない?」とか「ちょっと残業してあの人の仕事一緒にやってあげてくれない?」といった給料は出さないけど手伝うよねみたいな空気を出してくる上司とか経営者がいると思います。これもよく考えればおかしいですよね。まず雇用契約で1ヶ月の労働時間●●時間で給料は○○万円ですみたいな契約を交わしますよね。これを超えた時間に関しては当然お金を請求する権利が発生しますよね。でもこれを請求すると「ちょっとくらい手伝えないのか」とか「意地汚い」といった罵倒を浴びせてくるジャイアンみたいな思想を持ってる経営者がいます。これ逆のことも言えて「頼み事をしてるのに対価も出さないほど意地汚いのか」とも言えます。つまりこれを認めてしまうと経営者はあなたのことを「都合のいいただの労働者」と思わせてしまいます。

日本というか東南アジア系全般的に言えることですが教育方針で「みんなと同じことをしなさい」みたいなものがありますよね。これこそ洗脳を助長していると思います。ヨーロッパの方では「自分にしかない個性を持ちなさい」とか「他人とは違う自分にしかない良いところを作りなさい」みたいなことを義務教育で教えているみたいです。個人的にはこちらの方が成長できる教え方だと思っています。

また話が脱線しそうなのでまとめです。

・人に「いい人ですね」と言われるようになったらただその人にとって都合がいいだけの存在なので自分を変えるか縁を切りましょう。

・「見返りを求めるな」ではなくwinwinの関係を築くためには「サービスは求めるな」という精神を持ちましょう。

・経営者と従業員の関係性をもう一度見つめなおした方がいい世の中だと考えています。

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