一年以上完成しなかった女児女装エロ小説 #2

day 1

「……なにこれ」
 翌日、僕の部屋に上がり込んだ伊藤さんがちゃぶ台に差し出したノート。その表紙に描かれたやたらめったらポップな書体の手書きの字を彼女が読み上げた。
「『ちびっこ大学生のオンナノコ☆ちょーきょーだいさくせん!』だよ。アタシ特製の」
「言ってる意味がわかんないんですが?」
 いちおう、僕はいま男物の服を着ている。白シャツにジーパンというつまらない格好だ。
 対して、目の前の女子は大学生らしい感じのキレイめなコーデ。うう、眩しい。
 謎の敗北感にさいなまれる僕に彼女は言う。
「これから一週間、このノートに書いてあることをやってもらうから」
「えぇ……」
 どういうことだろうとそのノートを開くと、一日目と書いたページにこんなことが書いてあった。

・女の子の服で近くをお散歩

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