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執筆が遅くても諦めないで。仕事ぶりはいつか必ず評価される

私は、執筆がとても遅いです。

リサーチ済み、箇条書き満載で下準備バッチリの7000文字ほどの記事でも、執筆、画像選定、推敲をして納品するとなると10〜15時間はかかります。

構成、リサーチも含めたら、倍以上の時間がかかっています。

私が書く案件はすべて知識0から書き上げるため、時間がかかるのは仕方がないのかもしれません。ですが、それでもきっとほかの人より遅い。

そんな遅筆の私でも、継続して仕事をいただけるだけでなく、自分が思っている以上に評価もしてもらえていました。

このnoteが、執筆が遅い方。

周りの稼ぎの早さに焦っている方の参考になれば幸いです。


先日、1年半継続案件をいただいているディレクターさまと面談をしました。

そこで、面談中にさらっと「文字単価1円あげますね」と言われました…。


いやいやいやいや

自分から単価をあげてくださいという気も全くなかったので、びっくりです。

お仕事をもらい、さらにFBをくださるだけでもありがたいのに、そんな……と。

ですが、お話を聞き、私が今までしてきたことが評価されたのかなと思い、ありがたく受けることにしました。

ありがとうございます。

参考までに、私が行ってきたことをお伝えします。よければ参考にしてみてください。

私が今まで行ってきたこと

私が案件をいただいてから行ってきたことは、以下のとおりです。

  1. FB内容は必ずメモり、次に活かす

  2. FB内容について感想を1つずつ伝える

  3. 毎回FBのお礼を伝える

  4. FBで分からないところは再度聞く

  5. 返信は早くする

  6. 不明点は必ず確認する

  7. 構成や執筆で気になる部分は、納品時に自分の意見を添えて確認する

  8. 専門分野すぎて見つからない画像は、準備できないかクライアントさまに確認してもらう

  9. スキルアップにはどんなことをするといいか聞く

  10. 勉強してることを話の流れで伝える

  11. 私が困っていた時に紹介してくれた商品は使用してお礼を伝える

  12. 値段より内容重視のため、自分の時間は厭わない                    

  13. 必ず行政サイトから数字や画像などを探して、記事に添付する

  14. 数字が見つからない場合は、自分で統計を取る

  15. マニュアルは読み込む

  16. チームで仕事をしていて不備が多い部分があれば、改善に繋がるシートを作成して改善策とともに共に伝える

  17. 画像選定は、見出しに合うものを選ぶ


1つずつ、順番に説明していきます。

1.FB内容は必ずメモり、次に活かす

ディレクターさま、クライアントさまからいただいたFBはすべてまとめています。

FBは、ライターの宝!せっかくいただいたFBを活用しないのは、スキルアップを放棄しているのと同じです。

私は、納品前の最終チェック時に、同じ間違いをしていないか必ず確認します。

前回と同じ間違いをしていないと、ディレクターさまやクライアントさまからの評価は少しずつでも上がっていきます。


2.FB内容について感想を1つずつ伝える

いただいたFBは、基本的に1つずつ感想を伝えています。

FBの数が多かったり似たような内容だったりする場合は「①と③は〜」や「②と⑤については〜」など、まとめて感想を伝えることもあります。

本業の合間ですぐにFB内容が見られないときは、お礼と共に、帰宅後にじっくり確認することだけでも返信するようにしています。

ただ、ディレクターさまやクライアントさまによってはやり取りを最小限にしたいため、FBの返信は不要と思っている人もいるでしょう。

返信をすることで相手が時間を奪われたと感じると、評価が落ちてしまう可能性もあります。


私は、勉強になったことはTwitterでも呟くことがあります。

ディレクターさまやクライアントさまの性格を判断して、直接ではなくTwitterで呟くのもいいかもしれません。

ディレクターさまやクライアントさまって、意外にライターのツイートを見ています。


3.毎回FBのお礼を伝える

私の場合、Chatworkでもお礼を伝えていますが、TwitterでもツイートしてるくらいFBをもらったことに感謝してます。

実際にFBをもらい始めてからスキルアップしていることを実感しているため、とてもありがたいものだと思っています。

FBって「どんな言葉で伝えたら分かりやすいか」「どんな風に伝えれば相手が萎縮しないか」「どんな風に伝えれば心病まないか」など考えて行うため、とても時間がかかるんですよね。

それだけ時間と神経を使ってFBしていただいているので、感謝しても感謝しきれません。


4.FBで分からないところは再度聞く

いただいたFBを自分なりに消化し、どうしても不明な部分がある場合は再度確認しています。

なぜなら、そのままにしておくと、次回も同じ過ちを犯す可能性があるからです。

せっかくの機会を活かせないのならば、FBをしていただいた意味がありません。

わからない点は、臆せず分かるまで確認するようにしています。


5.返信は早くする

ディレクターさまからChatworkが届いたら、すぐに返信するようにしています。

もちろん、本業の仕事をしているときや手が離せないときは少し時間がかかる場合もあります。

ですが、基本的には即レスです。

返信の速さについては、びっくりするくらい褒めてくださいました。


6.不明点は必ず確認する

不明点は必ず確認します。

以前、届いたスプレッドシートを確認すると、すでにリライト案件の構成ができあがっていたことがありました。

そのため、スプレッドシートにある構成をGoogleドキュメントに書き込んでチェック依頼する必要があるのか、念のために確認したことがあります。

「ディレクターさまやクライアントさまの時間を極力使わないように、質問はなるべくしないようにしましょう」

Twitterでよく目にしていました。

ですが、極力質問をせずに納品して失敗したことが数回あるため、内容によっては先に確認するようにしています。


7.構成や執筆で気になる部分は納品時に自分の意見を添えて確認する

見出しや執筆で気になることがあれば、納品時に自分の意見を添えて確認しています。

ですが「見出しが足りないのでは?」と思ったときには、先に確認することもあります。

以前、構成案をクライアントさまがチェックしたあと、いくつか見出しが削除されていたことがあります。

削除された見出しは記事には必要だと思っている項目だったため、理由を添えてディレクターさまに再度確認をしたことがありました。

ディレクターさまからクライアントさまに確認していただいたところ、見出しは復活。最終的に、削除前の構成で執筆になったこともあります。

気になることがあれば、臆せず確認することが必要です。


8.専門分野すぎて見つからない画像は、準備できないかクライアントさまに確認してもらう

専門分野すぎてどうしても記事内の画像が見つからなかったとき、ディレクターさまからクライアントさまに画像提供できないか確認していただいたことがあります。

もちろん、画像が見つからないことを伝えるだけではありません。調べた過程も添えるのが鉄則です。

結果として、クライアントさまから画像提供していただけることになり、記事の質も上がりました。

画像の使用も相まって?検索順位は3位。

農林水産省は抜けませんでしたが、クライアントさまの競合サイトは抜けたので少し安心です。

余談ですが、最近受けた案件では、クライアントさまから提供された画像を使ってリライトして欲しいと依頼がありました。

画像提供の依頼をしたことで繋がったのかはわかりませんが、次の仕事に活かせるは嬉しいものです。


9.スキルアップにはどんなことをするといいか聞く

勉強していることはなかなか伝えづらい部分があるかもしれません。

私の場合は、仕事の話しの流れから勉強方法について質問することがあります。


10.勉強してることを話の流れで伝える

質問した返答が返ってきたタイミングで、サラッと今していることを伝えることがあります。

ただし、あくまで関係することで勉強している場合に限ってです。

勉強していることから派生して別の提案がされることもあるため、伝えられることは伝えておくといいかなと思います。


また、教えていただいたことで勉強していることはTwitterでもツイートすることがあります。

以前、音声入力の話を聞いたことがあるため、練習していることをツイートしています。

ディレクターさまやクライアントさまがツイートを見ていなかったとしても損することはありません。

むしろ、ほかの人の目に触れるいい機会と思って、ガンガン発言しちゃいましょう。


11.私が困ってた時に紹介してくれた商品は使用してお礼を伝える

肩こりが酷すぎて辛いとツイートしていたら「いいですよ」と、教えてもらったマッサージボール。

Chatworkでお礼は伝えていますが、嬉しすぎて実際に使用しているところをTwitterでもツイートしています。

些細なツイートですが、紹介したディレクターさまからすると、とても嬉しいことだったようです。

それを聞いて、私もますます嬉しくなってしまいました。


12.値段より内容重視のため、自分の時間は厭わない 

1次情報のために、実際に数値を計測して比較した画像を記事内に添付したり、契約して使用手順を画像付きで説明したりします。

実際に計測しているところを撮影してからCanvaで編集するため、時間はかかります。

ですが、かかった時間より読者に1次情報を届けることのほうが大切だと思っているため、時間は厭いません。だから、なかなか稼げないのかもしれませんが……。

ただ、ここまですると、ディレクターさまやクライアントさまからの印象は他の人に比べて一歩リードしていると思っています。

実際に計測した画像は、ディレクターさまにとても褒めていただきました。


13.必ず行政サイトから数字や画像などを探して、記事に添付する

記事内に数字や画像を使用するときは、行政サイトから探しています。

どうしても見つからない場合は、明確な内容を読者に伝えられないため数字や画像は使用しません。

基本的には、読者が納得する1次情報が得られるまで探します。

数字を使わない場合でも、根拠となる1次情報が見つからない場合は、公式サイトに問い合わせます。

Googleドキュメントに返信内容を貼り付けてコメントに添付すれば、ディレクターさまやクライアントさまの確認時間を短縮できるので、おすすめです。


14.数字が見つからない場合は、自分で統計を取る

どうしても根拠となる数字や画像を見つけられない場合は、自分で統計を取ることもあります。

たとえば、行政サイトでは見つからない専門職の給料の場合は、実際の求人広告から仕事をピックアップしてスプレッドシートでまとめて計算します。

スプレッドシートは、計算するためだけに使うわけではありません。

記事の該当箇所にコメントと共にスプレッドシートを貼り付けておくと、ディレクターさまやクライアントさまに根拠として提示できます。

ディレクターさまやクライアントさまに「この数字の根拠は?」と疑問を感じさせないためにも、納品時に添付するのはおすすめです。


15.マニュアルは読み込む

チームで複数の公開先案件を行っている場合、提示されたマニュアルが実は公開先のものではないことがあります。

そのため、マニュアルが公開先のものと合っているか必ず確認しましょう。

また、公開先のマニュアルであっていれば、必ず執筆前に読み込むことが大切です。

「マニュアルが長い」「マニュアルを読む時間がもったいない」など、マニュアルをおろそかにすると、納品時に間違った処理の仕方をしたまま提出してしまうこともあります。

マニュアルは記事の要。ときには、今後の仕事に影響してくる場合もあります。

マニュアル通りに仕事が行えない場合、損失は自分だけではありません。

ディレクターさまやクライアントさま、同じチームで執筆している人にも損失がある場合もあります。

マニュアルは必ず読み込み、反映させた記事を納品することが大切です。


16.チームで仕事をしていて不備が多い部分があれば、改善に繋がるシートを作成して改善策と共に伝える


チームで執筆している場合、ディレクターさまからの全体報告で注意したほうがいい部分が見つかることがあります。

もし、自分で改善策を見つけられれば、改善案と理由を添えて提示すると、チーム全体の修正がグッと減る可能性が高くなります。

提案が通らなくても大丈夫。提案が通るかどうかより、改善したいと思っていることを知ってもらうことが大切です。


17.画像選定は、見出しやサイトに合うものを選ぶ

画像は見出しやサイトに合うものを選ぶことが大切です。

画像選定するとき、専門分野の仕事の画像が見つからないことがよくありました。

イラストと写真を併用して使用したり、日本のサイトの記事なのに海外の人物が写っていたりすると、統一感がなくなったりサイトにそぐわなかったりする場合があります。

そのため、画像選定は見出しやサイトに合う写真を選ぶことが大切です。

私の場合、専門職すぎて画像が見つからないことが多かったため、ACの有料サイトを契約しました。

有料サイトにすると、画像選定がしやすく時短に繋がるので遅筆にはかなりおすすめです。


ほかにも行ったことはたくさんありますが、全て書き切れないため、これくらいにしておきます。


執筆が遅い私は、まだたくさんの案件を受けられません。

ですが、遅くても質は落としたくないので1次情報はガッツリ探してきます。


お金より大切なことはある

「お金よりガッツリめのFBが欲しい」と伝えたこともあります。

「私が勝手にしていることなので、〇〇の部分の報酬は不要です」と伝えたこともあります。

どの部分が評価されたのかは分かりせん。

ですが、長い目で見て評価してもらえたのだと思います。

評価してくれる人は必ずどこかにいる

すぐに単価は上がらなくても、また、執筆が遅くても評価してくれる方は必ずいます。

「単価が上がらない」
「周りの稼ぎが凄すぎて自信喪失しちゃう」

そんな風に感じなくても、どこかで報われることはあると信じて、自分の思う道を進んでいけば評価してもらえるんだなって思いました。

執筆遅い方

周りと自分を比較して焦っている方の参考になれば、幸いです。


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