Iris color #2
【iris color「大園玲」】2話
「あ〜!○○〜!」
手振って飛び跳ねてる.....可愛い.....。
「玲〜!久しぶり!」
「久しぶり〜!元気だった〜?」
「うん、玲は?」
「ちょ〜っと疲れてる」
「もしかして昨日も仕事だった?」
「うん」
「そっか.....忙しそうだもんね」
「まあね.....○○は?大学どう?」
「順調!今、卒論に取り掛かってるところ」
「そっかそっか.....じゃあ行こっか!」
「スマートカジュアルな格好って言ってたけどどこ行くの?」
「それは着いてからのお楽しみ🙂」
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『いらっしゃいませ〜』
「予約してた大園です」
『お待ちしておりました。こちらへ』
「な、なんか大人って感じのお店だね.....」
「もしかして緊張してるの〜?笑」
「してる.....笑」
『こちらの席でございます』
「ありがとうございます」
「あ、ありがとうございます.....」
『お客様はコースでご予約頂いておりますので、まずはファーストドリンクをこちらのメニューからお選びください』
「私はベリーニで」
「えーっと僕は.....」
「ふふ笑 彼にはミモザを。彼、お酒弱いので薄めでお願いします」
『かしこまりました。すぐにお持ちいたします』
「お願いします」
「.....れ、玲?」
「なに〜?」
「いつのまにこんな高級そうなとこ.....」
「もしかして覚えてないの〜?」
「え.....?」
「次私が帰ってきたら高級レストラン連れてってあげるって」
「.....あぁ!あれ冗談だと思ってた」
「最初は冗談だったけど、ホントに連れて行く方が面白そうだったから笑」
「おかげで手汗止まらないんだけど.....笑」
「あはは笑 大丈夫だよもちろん私が全部出すから」
「いや!悪いよ!」
「学生くんは黙って社会人に奢られなさい🙂」
「.....ありがとう」
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