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天ちゃんとライブ前にやるいつものやつ

【櫻の魔法 〜図書館の記憶〜「山﨑天」】
「山崎〜マイク付けるで〜」

ライブ前はスタッフ陣、みんなピリピリするもんだがここは違う。

「は〜い」
「今日はセンター分けなんや」
「Buddiesの顔、淀みなく見たいなって」
「淀みなくって笑 最近覚えたん?笑」
「はいバカにした〜!元から知ってます〜」
「嘘ついたらおへそ取られんで」
「○○さんは私の事子供扱いしすぎやねん」
「だってまだ15歳やんな?」
「もう高校卒業しちゃったんですよ....🥺」
「またそうやって嘘ついて」
「事実や!言わすな!」
「もう高校卒業か....最初の頃は『出来ません』ってよう泣いてたのに」
「もう...それ言わんでって言ってるやん」
「それが今や櫻坂を引っ張る1人とは...」
「なに?もしかして泣くん?」
「うん....涙無しに話せんわ」
「え、それどうやって目の光消してんの?こわ」
「よし、できたで....聞こえる?」
「おっけー👌」
「めちゃくちゃ楽しむんやで」
「背中叩いてくれへん?」
「メンバーの方がええんちゃう?僕の痛いで」
「痛みが欲しいの」
「ドMやんこわ」
「早く〜」
「いくで」ペシッ
「なんしとんねん!!!本気出せぇ!!!」
「はい!!!」
「来ぉい!!」
「はい!!!」ベシン!!
「もっとぉお!!」
「はぁい!!」バシンッ!!!
「まだまだぁ!!!」
「うぉおお!!!」
『うるっっさい!!!!!!!!』
「はい、すみません」「はい、すみません」
『どこにアイドルを全力で叩くマネージャーが居んの?え、なに?クビ?』
「いや、あのほんとにそれだけは勘弁してほしくて....ほら山﨑からも説明を...」
「😗」
「こいつっ....!」
『ライブ始まったら私のとこ来なさい』
「はい.....山﨑ぃ....!!」
「やー○○さんが怒ったぁー」
「もう山﨑のせいでクビだよ....もう生きてけないよ...貯金もないし....彼女にも振られたし....実家とも縁切ってるし....」
「......☹️」
「はぁ.....」
「ねぇ.....」
「なに.....?」
「ごめんじゃん....」
「いいよ....僕が乗ったのが悪い....痛かったよね....」
「その.....もしクビになったら私が個人的に雇ってあげるからさ」
「.....ほんとに?」
「う、うん....だから落ち込まないでよ....」
「.....信じていいの?」
「うん....お願いだから元気出して.....」
「........」
「........🥺」
「うっそぴょーん!!!なーに泣きそうになってんだよばーか!!」
「はぁ!?」
「こんなんでクビになるんだったらとっくにクビになってますー!!」
「自信持って言うなそんなこと」
「『お願いだから元気出して......』だって!笑笑」
「😠」
「なに?僕のこと好きなの?笑」
「好きだけど」
「笑笑........え?」
「○○さんの事好きだよ?」
「えっと......それはどういう......」
「耳貸して」
「......?」
「......わぁ!!!」
「......うるっ...さ!!!」
「へっへーん!仕返しだよばーかばーか!!」
「もう絶対許さんからな。次のケータリングに山﨑のだけケチャップの代わりにタバスコとかにしたんねん」
「マネージャーさん達のインカムで○○さんだけ対象にして大きい声出したる」
「山﨑のヘッドセットのマイク部分、毎回鼻の穴に入れたる」
「やめて笑笑」
「嫌やろ?笑笑」
「やだ、汚い笑」
『おーい!山﨑〜!次だぞ〜』
「ほら行ってこい」
「頑張ってって言って欲しいな〜」
「はいはい頑張れ」
「うん!頑張る!!」

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