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まだ眠たいのに

【櫻の魔法 〜図書館の記憶〜「大園玲」】
「起きなさーい」
「まだ寝てます」
「起~き~て~」
「い〜や〜だ〜」
「起きなさいっ!」
「嫌だっ!」
「起きないと飛び込んじゃうよ」
「かかってkうっ」

お構い無しに寝てる僕に飛び込んでケラケラ笑ってる。

「笑笑」
「.....死ぬかと思った」
「こんなんで死ぬかい笑」
「なにもう....」
「暇」
「YouTube観たら?」
「違う○○とお話したいの」
「じゃあ面白い話して」
「いいよ〜」

上体を起こそうとする玲を捕まえる。

「ちょっと笑」
「なにしてんの、このままお話するんだよ」
「絶対寝るじゃん」
「......いいや?」
「寝たらこちょこちょの刑だからね」
「こちょこちょしたらこちょこちょの刑だから」
「こちょこちょしたらこちょこちょの刑するならこちょこちょするから」
「.......ん?笑」
「ん?笑笑」
「早く面白い話して」
「昨日ね」
「....zzZ」
「ねぇ!早い!!笑」
「あはははやめて!!!笑」
「あはははくすぐったいってば!笑」
「はぁ....はぁ....」
「はぁ....喧嘩両成敗ね?」
「いいだろう」
「起きて」
「やだこのまま一緒に寝よ」
「離せ〜」
「暴れるな」
「埃舞え~」
「ゴホッゴホッ.....ちょっと笑」
「へっへっへっ食らえ~ゴホッ」
「自滅するな笑」
「口の中入った笑」
「今日何する?」
「観たい映画あるよ」
「あ、じゃあホットドッグ作ろっか」
「ホットドッグ!丁度食べたかったの!」
「コーラも作っちゃう?」
「え、コーラって作れるの?」
「クラフトコーラってやつだけど」
「え!作りたい!」
「じゃあ買い物行かなきゃだね.....玲行ってきて」
「なんでよ一緒に行こうよ笑」
「起きたくない」
「じゃあ寝たまま引きずって行くね?」
「やめて背中削れる」
「かつお節みたいだね」
「○○節」
「○○節やばい笑笑」

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