「よくある」光景を変えたい

期間限定の職場で、
どう見てもADHDぽい壮年の方がいる。


「まじで仕事ができない。電話も取らないし一人だけ違うことしてるし字もキレイに書こうとしない。早く辞めて欲しい。」と毎日昼休みに若い子たちが愚痴っている。

実際に本人を見てるけど、私は初日に「あ、この人多分…」と気付いた。

でも人からの機能的な質問には一瞬で最適解を答えられるし、仕事は常に合理的、合理的過ぎてクレーム電話でも悪意なく正論を言うからたまにヒヤッとする時もあるけど。仕事ができないんじゃなくて優先順位がわからないだけなんだろうとか、字が書けないのはディスレクシアじゃね…?とか思ったりしながら毎日の愚痴を聞いている。

最近は若い子たちから同意を求められることも増え、苦笑いしながらマスクの内側で言葉を飲み込む。そこで私が意見を述べても彼らも壮年の方も誰も幸せにならないとわかるから。


若い子たちとは言ったけど、彼ら彼女らは未就学児の子供を持つ親たちなのである。多分20代。普通に私が仕事をしてる分にはとても親切だし実際に彼らは仕事ができる。会社の人間関係もとてもよい。でも彼らの心にある(と言うか知識の問題なんだと思うけど)根底の部分って必ず子供たちに伝染するから、私は愚痴を聞く度にそんなことを懸念してしまう。何を懸念するのかと言われれば、障害や病気に理解がないまま育つ、或いは子どもたち自身が障害や病気を抱えた時、こんな親には打ち明けられないだろう。

苦手な人と無理して打ち解ける必要はない。仕事をしてくれない上司の分の仕事も引き受けている上に給料にも差が付いたら怒って当然。わかる。だから愚痴ならいくらでも聞く。
でも私はここで愚痴って終わらせてる場合じゃないんだ………と心改める今日この頃。

家庭にも学校にも職場にも居場所がない人が逃げ込める駆け込み寺ならぬ駆け込みシェアハウスを作りたいと思っています。ご賛同いただけましたら幸いです。