カメラ遍歴1~レトロカメラ編
まあ、ほぼ借り物カメラだったりもするわけですが、皆様に習ってちょっと呟いてみます。
最初に使ったのはコニカのハーフカメラ。多分当時だと「小西六写真工業」になるのかな。これをもしご存じの方がいらしても多分「おじいちゃん家で見かけた」とかなのでしょうけれど、私は父から借りて使っていました。あまりに昔なのでこの機種か後継機種かもわかりません。多分フラッシュはなかったような。
https://www.kenko-tokina.co.jp/konicaminolta/history/konica/1960/1964.html
今では35mmフィルムのサイズのセンサーが「フルサイズ」と表現されますが、このハーフサイズカメラあるいはハーフカメラと呼ばれるものは、横長のフィルムの1コマを縦に半分に割って2枚にして使うものなのです。基本的にフィルムカメラは24枚か36枚撮ったらカートリッジを交換しないといけないのですが、これはその2倍のコマ数が撮れるというわけ。勿論画質はそれなりですが、フィルムカメラやオールドレンズが流行っている昨今ではかえってエモいと人気が出るかもしれませんね。
で、次に使ったのはこれ。同じく父からの借り物。今度はハーフサイズではなくフルサイズ(?)ということになるのではありますが…。
レトロで可愛いでしょ。修学旅行で行ったどこか割と大きなお寺のお坊さんが私のいない隙に「軍艦みたいだねぇ」と言いながら畳の上で遊ばせていました。
こちらは今はプラネタリウムを作る会社になってしまい、カメラを作っていないミノルタが、まだ「千代田光学」という会社だったころのカメラです。上のカメラよりも10年位前のもののようですね。同じくこれも父から強奪…いえ、借りて使っていました。上のコニカハーフもそうですが、昔のカメラは当然オートローディングなんて御大層な物はなく、右のレバーでフィルムを巻き上げて使うのですが、なんとその巻き上げ角が270度以上でストラップに干渉するため、首から下げたままだと一回でフィルムを巻ききれない!二回に分けて巻いていました。シャッタースピードも1/400秒が最速。何とものんびりしたカメラです。
今でも時々中古カメラ屋さんで見ることがありますよ。
で、次。これは割とメジャーなのでご存じの方もいらっしゃるでしょう。旭光学のPENTAX SP。RICOHでもなくHOYAでもなく、旭光学です。https://sunrise-camera.net/user_data/blog/detail?p=24919
詳しい説明はリンク先を読んで頂ければわかると思いますが、当時としてはかなり使い易いカメラでした。ピント合わせはファインダーを覗くと見える真ん中の枠内の映像が上下で左右にずれているので、レンズのピントリングを調整して合わせていました。当時の父のメイン機なので私自身は時々触らせてもらう程度でしたが、愛着のある機種です。これ、デザインも好きだったんですよね。もし、また昔のフィルムカメラを使うとしたら私は多分このSPなり、MXなり、PENTAXにする気がします。
というか、多分、捨ててはいないので実家のどこかに三台とも眠っている気はするのですけれどね。多分シャッター幕とかがダメになっていそうなので、使えないようにも思いますが、直して使えるなら中古屋さんで買うより思い出のあるものを使いたいと思っています。
長くなったので、ちょっと分けますね。