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櫻坂46三期生に求めたいもの

ここのところ、このブログも日向坂4期生の話が中心になってしまっているけれど、櫻坂46も3期生の募集があり、既に研修期間に入っていると思われる。
今週から始まるツアーに帯同するかは微妙であるものの、櫻坂はやはりLIVEが売りなので、早くから裏側の空気を感じさせるのも研修ではないかなと思ったりもする。

日向坂4期生を見ていると、顔や簡単なプロフィールしかわからないので確かなことは言えないものの、少なくともおひさまが好きそうな雰囲気のメンバーを集めたなぁという印象はある。あとは実際に活動してどう映るかはまた変わるかもしれないし、何よりまだ半分しか発表が終わっていない。色も方向性も何も定まっていない段階だ。

では翻って、櫻坂3期生に求めるものは、何か。

もうある程度決まっているときにこんなことを言うのもどうかとは思うけれど、やはり7年見てきた者として、こういう人たちであってほしいという願望を綴ってみたい。


私は、櫻坂46に新しく入ってくる人に求められるものは、とてもシンプルなのではないかと思っている。
でも、そのシンプルさが、とても難しい。

何と言っても絶対に外せないのは

楽曲を届けたいという気持ち

を持てる人であるかどうか、である。

ダンスの経験の有無は、問われないのではないかと。確かに経験はあった方が話は早いかもしれない。でも、未経験で欅坂櫻坂を務め上げているメンバーはたくさんいる。
ではなぜあんなに魂を感じるパフォーマンスができるのか。
そもそも彼女たちの芯が、楽曲を誰かの心に届けることができるかどうか、というところにあるからではないだろうか。
もちろん、振り付けがある以上、曲の「型」というものは必ずある。でも、型どおりに踊ることを求められているかというと、どうも違うように感じている。だからと言って、もちろん何でも好き勝手にアドリブで踊っていいというものではなく、型がしっかり入った上で、そのメンバーなりのオリジナリティが出される、ということ。それが求められるのではないかと思っている。そして、それが為されるからこそ、そのパフォーマンスに釘付けになるし、心惹かれるのだ。

つまり、楽曲を届けたい、という気持ちとは、楽曲に魂を込められるかどうか、ということ。それができる人であるかどうか、ということ。

たとえどのポジションにいようとも、決して手を抜かない。全体から放たれるエネルギーというものは、どこか一つでも欠けるとその力が半減してしまう。万一ポジションが後列端でも、私たちから見えるかどうか、それすらわからない位置でも、全力でパフォーマンスができる人。


日向坂46というグループならば、そのグループの特性上、求められるスキルは多岐に渡るかもしれない。櫻坂と同じ欅の血を受け継ぐグループなので、当然ながら楽曲を届ける気持ちも必要だし、バラエティスキルもトークスキルも、本人たちが気づいていないところで相当ハイレベルなものを要求されていると感じている。

もちろん櫻坂だってそれは同じことが言えるのだが、櫻坂にはより楽曲に深く拘ってほしい。


それがあるならば、後の必要なものはいくらでも身につけられる。


ただ、やはりダンススキルに関しては、経験者の方が有利なのは確かかもしれない。他のグループに比べても、かなり難易度の高いダンスに挑戦しているように見えるし、そんな櫻坂のダンスを一から覚えていかないといけないので、おそらくそれだけで相当な時間を要するだろう。経験者であったとしても、全体的な見栄えも含めて櫻坂として披露できるようになるまで、どれくらいの時間がかかるか。
もちろん未経験者でも私たちは歓迎するけれど、その後の苦労を思うと心配にはなる。何よりも楽曲を届けたいという気持ちを強く持っているにしても、ダンス経験の浅いメンバーを、TAKAHIRO先生たちがどこまで持っていってくれるのか。そこが見どころではある。

いや、それは大変ですよやっぱり。
考えてみてほしい。
「Nobody's fault」「BAN」「流れ弾」といった表題を、あのフォーメーションの中で踊り切ることができるダンス初心者など存在するのだろうか。
ここから入るということは、どうしたってそのパフォーマンスを要求されるわけで、ここをどうクリアしていくかが3期生にとっての正念場だろう。


それ以外の部分は全く心配していない。

1期生も2期生も、数々の修羅場をくぐり抜けてきた猛者たちだ。だからこそ、人には優しくなれる。苦労の経験があればあるほど、少々のことでは何とも思わない。櫻坂46というグループのメンバーは、まさに一本の小説が書けるかもしれない、というくらいの7年間があるのだ。波瀾万丈の人生の縮図は、菩薩のような慈悲の心を育てる。だからこそ、私は人間関係における心配など一切していない。



11月8日・9日。東京ドーム。

菅井友香の卒業。

当然、キャプテンも交代となる。

そこからしばらくして、3期生の加入。

おそらくその頃に、2nd Anniversaryを迎えて。

櫻坂46の年表があるとするなら、まさに歴史の節目になる瞬間でもある。


あ、そうだ。
敢えてもう一つ、今の櫻坂に必要な人材を挙げるとするなら。




現メンバーに、ない個性。

もちろん、相当個性的なキャラが集まった集団であることは間違いない。
ただそこに、欅坂時代から考えても、「こんなタイプは見たことがない!」というピースを櫻坂に埋めてみたい。

かつて渡邉美穂は、当時のひらがなけやき加入時に「埼玉が生んだ怒涛の起爆剤!」というキャッチフレーズを披露したことがある。

それこそ、今の櫻坂に必要なのは、起爆剤だ。

欅坂時代から比べると、かなり雰囲気も変わった。各メンバーがそれぞれのキャラが出せるようになったし、それが浸透しつつある。


このタイミングだからこその、起爆剤なのだ。
確かに劇薬かもしれない。それでも、ここからもう一つ、上を目指すなら。



…それにしても、変な感じなのだが、私の中のどこかに「3期生が羨ましい」という感情があることに気づく。
それはメンバーに近づけていいなぁとか、そんなレベルの話ではなく、櫻坂46というプロダンサーが注目するほどのグループに入って、そのスキルを磨けるなんて、一般人ではとてもできることじゃないからだ。

人生は、間違いなく一変する。

その人生に、己を賭けてみる気があるのなら…



日向坂4期生の全貌と共に、もう既に櫻坂3期生にも思いを馳せる自分がいるのである。


3期生に最も必要なのは、櫻坂が好きで好きでたまらない、という感情かもしれない。

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