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【一部有料部分あり】過去に出した答えが間違っていても誰のせいでもないー櫻坂46「自業自得」MV前に世界観分析 毎日note #36 櫻坂な水曜日 2024年6月5日付

かつては、音源というとストリーミングではなく、メンバーの出演するラジオ番組で、銀河系初解禁と称して流されるのが定番だった。
盛り上がったのは確かではあったのだが、どうしても音質のせいで歌詞が聞き取れない、といった問題があったのもまた確か。

メンバー出演のラジオは今もあるし、なんなら冠番組まで始まったというのに、音源解禁がなくなったままである理由はよくわからないものの。


今回は、ストリーミングがMVより先という、おそらく櫻坂では初めての試み。
他のグループでは例があるかもしれないけれど、もちろんそこは存じ上げない。こういうとき櫻坂や日向坂しか聴かない、浅く深くな推し方をしている人間のデメリットが出てしまうわけだが笑


今日はとにかく、22:00のMV解禁前に、音源と歌詞という限られた情報だけしか知らないという、今しかないタイミングで独断と偏見で深めに掘ってみたい。


どうせMV観たら、また言うことが変わるので笑


Betray me

撃鉄の音。

この曲を聴く方は、というかもっと広げると、櫻坂の楽曲を聴く方は「アイドル」という言葉を一旦忘れた方がいいかもしれない。「アイドルがこんなに!?」という驚きももちろんいいんだろうけど、正直そんなフェーズはとっくに超えている気がする。

銃というと、1stTOURでの「流れ弾」の印象が強い。

曲前と、曲終わりに、引き金を引いた田村保乃の表情がなんとも言えない印象的なものだった。

正直言えば、あの頃の櫻坂はそれこそ欅坂から改名して、暗中模索の中で3枚目までリリースという段階で、その間再生転生したグループとしての苦悩を味わいながら進んできた最中だった。そんなすべて、世の中が自分たちを見る目全てに対して撃鉄を鳴らす、閉塞感を突き破るために打ち放す一音だったような気もする。

翻って、この曲の撃鉄は、音の印象が全然違う。

そこにあるのは、やはりここ一年くらいの活動で得られた、その裏打ちされた「自信」である。

私たち、ここにいるんだけど!
私たちを見ないの?
もったいない!見ていかないと、人生損するよ!?

…というような咆哮にしか聞こえない。

そしてそれは、これまでの足跡、歩みを進めた坂があまりにも過酷で、しかもそれをある程度克服した「自信」が生み出したもの。


2番の「I think so」で、この銃は撃ち抜かれる。

その音のする方向には、自信に満ち溢れている櫻坂のメンバーの姿があることだろう。


松田里奈の声

この曲の音源を聴いた人の多くが、推しメン松田里奈の声を確認し、そのことをTwitter上に書いたからに違いない。おそらくタグでもないはずなのに、それがトレンド入りすること自体も凄まじい。

今までもそうだったが、確かに松田里奈の声がはっきり聞き取れる箇所はある。しかもMVもパフォーマンスも観てないので、一度松田里奈の声を認識してしまうと、全部松田里奈の声に聴こえてしまう。まぁそれは推しメンだからかもだけど笑

またいずれ書こうと思うのだけど、私は血も涙もない完全ミーグリ選抜には反対だ。
松田里奈のミーグリ売上は、確かに他のメンバーよりは惜しい状態にあるかもしれない。
けれど、もうなんか、私はビジネスわかってますという、欅坂時代の歌詞にあった「したり顔」した連中による、松田里奈が選抜なのはキャプテン枠とか特別枠とか、そういう揶揄する声が異常に血を沸騰させる。

音源だけで際立つ、

「まつりちゃんの声」

これが全ての答えだろう。

恋愛曲ではなく、例えばこういう捉え方はどうだ

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