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「最初から歓迎されるとは思っていないんですけど…」櫻坂三期生の言葉の重みを知るべし

櫻坂46は三期生の紹介が連日続いています。これを執筆している時点で、3人目。
Vlog形式で彼女たちのパーソナルな部分がよくわかって、とても好感の持てるつくりにはなっていますが、3人目で登場した中嶋優月さんの紹介動画。彼女の最後の言葉がとても印象に残りました。

「Buddiesの皆さんは、先輩方のファンだから、三期生がこれから入ってくるっていうことに、最初から歓迎されると思っていないんですけど、でもいつか、三期生が入ってよかったって思ってもらえるように、頑張りたいです」
櫻坂46 三期生 Vlog 「中嶋 優月」より


私はこの言葉を聞いたときに衝撃が走りました。と同時に、一つ思い出したことがありました。

それは、欅坂46に二期生が入ってきてくれたときの、ファンの空気感。


先輩グループの乃木坂46には、多くの後輩メンバーがいて、おそらくファンにとっても追加はあって当然のこと、という空気があったかもしれません。ところが、欅坂にとっては初の追加メンバー。当時の欅坂のファンの空気感として、初期メンバー21人しか欅坂として認めたくないという、よくいう原理主義的な考え方の人が多くいました。

つまり、誰が加入しようと、二期生そのものを歓迎していない空気が醸成されていたのは否めません。

もちろん私自身はその当時からその空気に異を唱えていました。だから、大阪で行われたおもてなし会にも行った。欅坂が好きで、欅坂の力になりたいと入ってくれた彼女たちを、なぜそこまで批判できるんだと、本当に悔しい思いが大きかったです。
あのときは、大阪が最初で、そのあとで東京のおもてなし会だったと思いますが、大阪では当日券が発売されて、現地でその列を見ながら涙した覚えがあります。


なぜ彼女たちがこんな目に遭わなければいけないんだと。

当然ながら、その空気は彼女たちもわかっていました。いや、誰より自分たちが受け入れられていないということをいち早く感じ取っていたはずです。そのことは、ときどき彼女たち自身が口にしています。
でも私が彼女たち二期生を心から尊敬しているのは、そんな状況の中で本当にめげずに、自分たちの力で原理的な声を消し去っていったことです。

認めさせた。

それは何より彼女たちが欅坂が好きで、欅坂の力になりたいと願った、まさにそのために突っ走った結果だと思います。おそらく、私がここで語ったところで所詮外野ですし、彼女たちにしかわからない苦悩や涙が相当あったはずなのです。


中嶋さんの言葉は、そんな4年前の出来事を思い起こさせました。
だからと言って、彼女が悪いとは全く思っていません。驚いたのです。

普通にアイドルとしての抱負を語るだけならば、およそ出てくる言葉ではありません。どう考えても不自然です。

これは憶測ですが、もしかすると彼女はそんな欅坂二期生の当時の空気を知る人なのかもしれないと。逆に考えれば、そうであればあの言葉の辻褄は合います。
あの当時中高生で、その頃から欅坂を見ていたとすれば、あの二期生に対する冷遇ぶりを知っていてもおかしくはない。

そして、私もつい衝動的に、そういうツイートをしてしまいました。

もう消したので貼れませんが、「私たちはBuddiesとしてこんなことを言わせてることを反省した方がいい」という内容でした。
書き方は、確かによくなかった。衝動的だったこともあって、その頃の空気を知らない櫻坂新規のBuddiesの皆様にとっては何の話かわからない人もいて当然です。それに、欅坂の当時の話も全く書いてなかった。これは反省点ではあります。

とはいえ、今も別段その考え方が変わったわけではありません。

もし私の予想が当たっているとすると、あのとき初期メンバーしか認めないと言っていた原理主義者のやったことは、それだけの強いインパクトを残したことになるのです。もちろん、今のBuddiesの皆様にとっては、現状櫻坂の空気感からは信じられないかもしれませんが、当時そう言わせてしまった(かもしれない)側の責任はどうしても考えてしまうのです。

そして、もしそうだとして。
中嶋さんがそれをもし知っていて、それでも櫻坂のオーデに応募してくれたとしたら、そして合格したのだとしたら、その覚悟は称賛されるべきではないか…とも私は思うのです。


自分はその当時を知らないから、自分はあのとき加担してないから、自分には関係ない、という空気こそ実は最も怖いのです。当時欅坂のメンバーではなく、私たちの側にそういう動きがあったのは紛れもない事実で、そのことを心に留めておきましょう、と申し上げているに過ぎません。
言葉足らずのツイートをした私も悪いですが、まぁよくわからずに引用RTして偉そうなセリフを述べていた人の多いこと。笑っちゃいました。


余談ですが、私も実は何度かTwitterを炎上させたことはあります。
炎上するときというのは、まず確実に増えるのがリプではなく、引用RTなのです。だから私はあの引リツというものが好きではないわけですが。
そしてきまって、炎上させる気満々で、よくわかってもいないくせに、私と同じように衝動的に相当的外れなことを偉そうにのたまう、というのがパターンです。しかも、相手がどういう人か知らないくせに文句だけ言うという、実社会ではおよそ考えられないことを平気でしでかして、それがTwitterだろうとかしたり顔で言う。
言ってて恥ずかしくないのかと心から思います。
まぁ恥ずかしくないんでしょうね。リアルでできないことをネットでやって、そこに正当性を求める連中なんざ、そんなものです。
暇で暇でどうしようもないなら遊んであげてもいいのですが、残念ながらそんな時間は全くありませんので、敢えて避けました。
それと、例によって鍵垢の引リツも増えます。どうせ好き放題書いてるんでしょうけれど、見えるところで的外れなことを言ってくる方がまだマシで、こちらに見えないように書いてるようなチキンは存在に価値がない。

まあいずれ、また何かあったときは一度遊んであげたいと思います。


繰り返しになりますが、中嶋さんが悪いわけではありません。彼女に全く非はない。
これは私の中の問題であって、そして私の中でも未だに消化できていない出来事を思い出してしまったという、それだけの話なのです。

ただあの当時欅坂を推していた人は、二期生を歓迎した人もそうでない人も、私も含めて自分の行動を省みる必要があるのではないかと思った次第です。


三期生、連日とてもレベルが高いメンバーばかりで、本当に嬉しいです。
彼女たちと先輩メンバーがどう融合して、どういう新しい櫻坂が生まれるか、とても楽しみで仕方ありません。


三期生は、あと8人。


的野美青さん


小島凪紗さん


中嶋優月さん

noteの中でも、櫻坂46・日向坂46に特化した内容ですので、特に二つのグループの推し活を経て、皆様に文章で還元できるよう努めてまいります! よろしければサポートをお願い致します。