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きっかけは欅坂46ー四期生山下葉留花を語ってみる 毎日note #30 日向坂な木曜日 2024年5月30日付

山下葉留花さん。

もしかしたら私のnoteでその名前を出すのは、初めてかもしれない。


彼女のことは、実は最初のドキュメンタリーから私の日向坂四期推しメン候補だった。

私が推す理由があるとしたら、それは彼女の魅力そのものももちろんだが、やはり欅の木にまつわる部分が感じられる人に無条件に惹かれる、というのがある。
彼女の場合も明らかにそれだった。

人間関係に悩んでいた彼女が、最初に聴いたのが「不協和音」だったという。

欅坂46というグループは、確かにいろいろ言われたグループであり、私自身推しているときもいろんなものと戦った気がする。でも、戦ってでも守りたいと思える何かがあったからで、それはつまり、こうやって未来の坂道メンバーの心を動かす何かとも共通するものなのかもしれない。

本気、というのは自分で思う本気と、他人から見てどう見えるかという部分が一致することの方が少ない。それは当然の話で、それまでどれだけのものにどれだけの覚悟で取り組んできたかが人によって違うからで、自分では本当に、これまで生きてきて最大限の本気のつもりだったのに、他人から全く評価されない、どこが本気なんだそれの!などと言われて悔し涙を流す、などということはよくある話。

要は、人によって基準が違う、という話で。

ただ彼女の場合、本当に退路を絶ってアイドルに向き合い、日向坂のオーディションを受けるのに、就いていた職を辞する、という行動に出ている。これを本気じゃないと口にする向きは、さすがにほとんどいないだろう。

本物の覚悟は、甘えを許さない。

自分に厳しくするというのは人間は苦手すぎて、何かやろうとしても最初に逃げ道を作ってから、という人もいるくらいだ。ということは、もしかするとそれだけ傷つくことが怖いのかな。見方を変えると、それはプライドの高さなのか。それとも自分がイヤな目に遭ったことがなさすぎることへの恐怖なのか。


だから、この「退路を絶つ」ということができる人ほど、私の心の中には残るのだ。


確かに彼女の場合、その注目されるのは、飛び抜けたバラエティ性であったりする。もちろんそれは彼女の持ち味、というより彼女にしか出せない味に最近はなってきているので、そんなものを持っている人が強くないわけがない。

冠番組での予想外の言動もそうだけど、それは日向坂46というグループの中だけにとどまらない。

例えば、3坂道山下の会、と銘打たれたコラボ動画。

櫻坂チャンネルなのに、櫻坂が一人もいないという貴重な場面笑

これについては、はるはるのキャラが爆発していたのはもちろんだけど、それぞれの山下さんもそれぞれの持ち味を出していたとは思う。

ただ今回のはるはるについて言うならば、本当にコミュニケーション力については天性のものがあるという、そこが最も感心した。


彼女の魅力を語ろうと思えば、たぶんそのバラエティ力だけ語るのは薄い気がするのだ。
彼女が辿ってきた来歴を知ると、その苦労を知ると、その明るさの裏側にあるものもわかる気がする。ギャップ、などという言葉で語れない、そんな何か。

それはやはり、痛みを知る人間だからこそなれる太陽、ということなのだろう。

欅坂から始まった彼女の坂道歴。
そしてその傷だらけでありながら前に進むこと、自分も周囲も明るく照らすその姿勢。

まさに、漢字欅とひらがなけやきを一つにしたように見えてくる。


今ほど注目されていない時期から、なぜか彼女を追っていたのは、たぶんそういうことに起因するんじゃないかと思っている。



ということはつまり…

私はどこまで行っても、欅の木の木陰に佇む人間なのだなぁと改めて感じてしまうのだ。


noteの中でも、櫻坂46・日向坂46に特化した内容ですので、特に二つのグループの推し活を経て、皆様に文章で還元できるよう努めてまいります! よろしければサポートをお願い致します。