#20190310 料理

料理って、日常生活における数少ない生産活動のひとつだと思います。

もちろん、会社で仕事をしてお金や労働の成果を生み出すといった生産活動も大切だけれど、自分の幸せのために、誰かの笑顔のために料理をするってとても素敵なことだと思うんです。

私は決して三食自炊したりするタイプではないけれど、料理をするのはとても好き。炊飯器のスイッチを押してから約1時間が勝負の時間。ピッ。はい、野菜切る!煮込む!味付ける!調理器具洗う!コンロ二つ同時に面倒見る!……そして、上手くいってごはんの炊き上がりと同時におかずができると、本当に幸せな気持ちになる。よく頑張ったなぁ自分、なんて。外で食べるよりも何よりもあたたかいごはんが食卓に並ぶ。いただきます、ごちそうさま。あ~美味しかった。

私の好きな料理研究家に、土井善晴さんという方がいます。その方が以前、こんなことを言っていました。

人が作った食事には、その背景にあるもの、作り手がどんな気持ちで作ったかが出てきます。食事とは、ただ料理を食べることではありません。ちゃんと自炊して正しい形で食べられたら、自分の生活に自信が持てるのです。だから、「作る」ということに重心を置くことがとても大切で、一人で生活している人でも食事を作ることに意味があるのです。
出典: https://doors.nikkei.com/atcl/wol/column/15/082800144/090100005/?P=1&ST=mobile_f

食事は一日三回もやってきます。一回一回の食事を豪華にしなければとか、一汁三菜を守らなきゃとか考えてたら、なかなか続かない。土井さんは、「作る」ということに意義を見出し、「自分の居場所」を作ることが大切だと仰っています。「自分の居場所」を確立することができて初めて、安心して社会と関わることができるのだと。

来月から社会人になる予定の私ですが、負担を感じない程度に、自分の居場所のために、料理は続けていきたいなと思っています。夕飯に味噌汁と卵焼き作れたら万々歳くらいのハードルの低さで。寮だから、たまに友人と時間を合わせて作るなんてのも楽しそう。丁寧な生活は意識しないと作り上げられないよね。

昨日の投稿で「チンゲンサイを使って料理をする」と目標を定めた私。
結果ですが、なんと無事達成することができました~!ハッピー!えらい自分!
チンゲンサイと厚揚げのお味噌汁を作りました。煮込む時間も少なかったし、具の歯ごたえもあって、とても美味しかったです。新ジャガイモの季節なので、ほくほくの肉じゃがも作りました。遊びに来てくれた友人は、スペイン風サラダ(お酢、オリーブオイル、塩の味付け。さっぱりしてて美味しいよ!)を作ってくれました。
クッキングタイム中のおしゃべりも、美味しいね~って言いながらの食事中も、すべてがあたたかくて幸せでした。

ということで、明日もまたはじめの一歩を踏み出しつつ、お料理しつつ、丁寧な暮らしを心掛けます。明日の一歩は何にしよう?ベートーヴェンの聴いたことない交響曲聴いてみようかな。

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