#34 何かに熱中したいでござる
最近何かに熱中したい欲がすごい。時間を忘れて、没頭するような何か。
成果が目に見える形で残ると尚よいと思う。
25歳、冬と春の間。
最近何だか暇である。忙しい平日がある一方で、土日はめっぽう暇というのはメリハリがあって幸せだが、暇すぎると恐ろしいというのも分かってきた。
どうでもよいことをひたすら考える時間ができてしまい、割と思考を蝕んでくる。一人で自問自答を繰り返していると自分そのものが面倒な存在に思えてくる。そのもやもやをnoteに書きつけると結構精神が安定する。という意味では「何かを書く」というこの行為そのものが暇つぶしに最適である。
「魅力的な人間になるためにはどうしたら良いんかな?」と友人に聞いたら、「魅力的な人間になりたいと思ってわざと努力してるんじゃなくて、無意識に毎日楽しんでる人が結果的に魅力的に見えるよ」と答えが返ってきたことがあった。ぐう正論である。
だがしかしbut、暇すぎる人間は、何かやるゾ!と意気込まないと楽しめないのである。というか、「楽しそうに見えない」のである。
私が努力せずに無意識に楽しめることって、
ひっそりと小説を読むとか、
NHKのドキュメンタリーを観てめちゃめちゃ感動するとか、
PS4の新しいソフトを買って毎日こっそり2時間ずつプレイするとか、
作り方や材料を変えながら毎週リンゴジャムを作るとか、
ちょっと体力は使うけれど、銭湯をめぐってみたりとか。
(ここまで書いて、「おひとりさま向き」な趣味が多いなぁと気づいてしまった。)
でも別に、ものすんごい熱量をもってこれらの「楽しみ」と向き合ってるというわけでもない。15分取り組んではスマホをぽちぽちいじっている。
結局、「熱量をもって何かに取り組む自分」に憧れているのだ。半ば焦りに近い気持ちで。
周りの、何かに熱中して没頭している誰かを見ると、楽しそうだなと思うからこそ。
実は小さいころ、絵を描くのがとても好きだった。少女漫画をしょっちゅう読んでいた影響か、物心ついたころから自然と絵を描いていた。両親がスーパーにお出かけするから付いてくる?と聞いてきても、絵を描いてるからお留守番してたいなんて言ってた。というか普通に漫画家になりたかった。唯一夢を語れてた時代である。
思い返すと、この時期にこれだけの漫画を読んでいたことは、私の性格や恋愛観に影響を及ぼしているかもしれないな。迷惑をかけている人がいたらスマンである。
当時は自分の絵が上手だと思っていたけれど、客観的に到底漫画家に追いつけるような画力はなく、5年生くらいの時、クラスの男子に「お前の描く絵で目がでかいよな」と言われたのがきっかけでアッサリと諦めてしまった。(当時は目がでかいのがトレンドで可愛かったのだと目を大にして言いたい)
ということで、お絵かきでも再開してみようかしら。大人の塗り絵というものが気になっている。めちゃめちゃ精巧な絵が既に描かれていて、自分のセンスで塗り絵していくというもの。1000時間かけてそこそこの技量を身に付けたいとか、いつか世に出したいという思いは全く無いけれど、お絵かきが大好きだった昔の自分を思い出したい。
憧れを克服するためには、自分がその姿になるしかないのだ。「何かに没頭する自分」に憧れるなら、その自分を実現できるよう、しっかり頑張るのみなのだ。