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妊娠と喫煙について

妊娠に対して喫煙による影響が大きいとされています。
そのため、日本政府も「21世紀の国民健康づくり運動(健康日本21)」の中で厚生労働省が、「健康増進の目標」として妊娠中の喫煙率0%を目指すように決定し、取り組みを急いでいます(2024年3月現在)。
現状値は1.9%となっています。(こども家庭庁 母子保健課調査)
これを0%にすることを目標としています。
【医学的な観点から見た妊娠と喫煙の関係】

  • 1日に20本以上タバコを吸う妊婦は、非喫煙者に比べて自然流産のリスクが約2倍高くなります。

  • 妊娠中に喫煙すると、子供の身体と知能の発育が遅れる可能性があります。

  • 喫煙する妊婦が妊娠中に流産するケースは、妊娠初期の染色体異常による流産とは異なり、喫煙そのものが原因となると推測されています。

  • ホルモン治療では、喫煙者は非喫煙者に比べて反応が悪く、IVF/ETの治療を受けた135名の内、妊娠した35名の内訳は、非喫煙者の28.8%、たまに吸う人の12.5%、日常的に吸う人はゼロでした。

喫煙者の方には、かなり厳しい制約になるかもしれません。
しかし、親になるということは、このような制約を含めて自分を律する能力が試されているのかもしれませんね。

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